風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

天にものぼる想い

2013年11月16日 15時47分46秒 | 風竿日記

4泊5日の東京連続出張を終えて福岡空港に降り立つと

そのまま、福岡ドームに向った。

天にも昇る想いというのは、まさにこういうことを云うのだろう。

それは中学生の頃に、彼の音楽に触れて以来の憧れ続けた存在

元ビートルズのポール・マッカートニーの福岡公演

333メートルや、634メートルどころの騒ぎではないんである。

私の血液は上に向って逆流を始める始末

この高さから、まっ逆さまに落ちていくような、不思議な気分なのだ。

当日はポールの福岡公演を記念した、限定50着の特別なTシャツを嫁さんと着て参加する意気込みなんである。

福岡ヤフードームは超満員に膨れ上がっていた。

そして・・・・・・

たしかにポールはそこに居た。

S席などといいながら、とてつもなくステージからは遠かったのであるが、間違いなくポールはそこに居て、しかも歌っていた。

私は目の前に起こっていることが、信じられず

いい大人が、ただ呆然としていたんである。

世界で一番会いたい人を前にしているんである。

日本のチャチなミュージシャンは写真撮影などもってのほかと仰るのであるが、ポールくらいの超本物になると・・・・・

そんなことお構いなし・・・・ということで、写真撮影は本人がOKと言ったらしく、事前にそういう有難い情報が入っていた私は

嬉々として、ズーム式のデジカメを持参していたのである。

ということで、言葉はもう不要、しばらく彼のコンサートに浸ろうではないか・・・・・。

71歳のポールは、まさに神がかりのパフォーマンス

3時間弱のコンサートの間中、水の一滴も口にせず、30曲以上を見事に唄い、且つ演奏した。

それは私にとって夢と現実が一緒になって

彼との50年間にも及ぶ、お付き合いが結実した時間でもあった。

そしてそれは・・・・

私もビートルズになりたかったのだということが判った瞬間でもあった。

アンコールに2回応え、アンコールだけで6曲を唄ったポールは、フアン想いの優しい人であった。

素晴らしいコンサートの余韻はしばらく続くことであろう。

コンサートに行けて、本当に良かった。

そして実に有難いことである。