風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

ポールのライブでどうして涙が出たのか

2013年11月26日 23時59分35秒 | 風竿の音楽夜話

多くの友人たちが涙が出たというポール・マッカートニーのライブ

そこに神をみたというお方も結構いらした。

本当に神がかったとしか形容できない不思議な何かがあったように思う。

             

温泉deビートルズ音楽祭に出演してくれた、ある音楽の仲間からこんな動画が届いた。

勿論、こっそり撮ったものだけれど、二回目のアンコールで、ライブのラスト曲

Golden slumberからの珠玉のメドレーである。

この動画が臨場感があってなかなか素晴らしいのである。

注意深く見ていると、常にポールがお客様を意識して、自分たちのパフォーマンスを判り易く表現しようとしているのが判る。

天性のショーマンシップなのだろうか、それとも自分のこの世における役割というものが良く判っていることの表れなのだろうか・・・・。

そこに神性が宿っているのかも知れない。

実はポールは東京でのコンサートの合間に東北震災の被害者の皆さんと会っている。

「ビートルズの力」という震災復興に向けたムーブメントを行っているお方の想いが、ポールに届いた結果なのだと云う。

私も温泉deビートルズ音楽祭という町おこしイベントに関わっていたので、とても興味深かった。

  

そのお方もまた、会談の間中、優しく気配りをするポールに神を見たと書いておられた。

そして私もあの福岡ドームでのコンサートの間に、三回も涙が溢れた。

そしてその時・・・・

優れたエンターティナーというのは、仕事に、人生に疲れた人々の心を癒すために神がこの世に遣わしたに違いないと思ったのである。

中学生でビートルズに出会い、衝撃を受け、老境にさしかかろうという時に涙が出た理由は、じぶんのことだとはいえ、よくは判らないのだが、

ジョンもジョージも鬼籍に入ってしまった今、

生身のビートルズを体感できるポールのライブで会ったこと、

これまでの自分の人生体験

そして音楽の持ついろんな力

そんなことに゜涙腺が緩んだのであろう。

 

 

 以下は東北でビートルズの力と云う復興支援イベントをやっておられるお方のポール遭遇記である。

     

 

ビートルズのチカラ!を応援して戴いているみなさま
ビートルズのチカラ!のメンバーのみんなに 以下 報告します。


11月18日のPM3:00 東京ドームホテル1Fのcafe。
そこにはポール・マッカトニーとの面会をする10名が集まりました。

被災地の方々と話をしたい、と言うポール自身の希望で
光栄にも私をその10人の内の一人に選んで戴きました。

単なるファンとして会うのは、私自身の本意ではなく、
やっぱり「ビートルズのチカラ!」と言う活動を知って欲しくて
福島からドームに向かいました。


セキュリティーやルールが非常に厳しく、写真やサインは一切ダメ!
と言う条件なので知り合いの力をお借りして、手紙を渡しました。


私の本人確認時にメールでは今までの活動を書いたので、
ポール自身にも私の名前とその活動内容は伝わっているとの事でしたが、
改めて手紙を書きお渡ししたのです。
内容は勿論ビートルズソングの持つチカラ!と「ビートルズのチカラ!」について。


ポールと会ったのは、ステージ脇。
会場からは見えない場所です。
時間は18日16:30頃。


リハーサルが終わり、階段を下りてきたポール。
外国人にしてはわりと小柄だなーと言う印象。

TVで見た方々も多いと思いますが、
私たちの緊張を解くいように気軽に話しかけてくれます。
いざ自分にポールが振り向いた瞬間、私の頭の中は真っ白に(笑)。
あ、あのポール!元ビートルズのポール!
イエスタデーを作り唄っているポール!
サージェントペパーズを作ったポール!が目の前に。
身長は私とほぼ同じ、目線も無理がありません。


色々考えていたのに、全く言葉になりませんでした。
I'm FAN!と言うのが精一杯でした(笑)。

We TOHOKU PEOPLE need your songs and your power!
Please play in TOHOKU area next time.
I've send a letter about our activity ,pls read that.
と伝えました。


ポールは、しっかり僕の目を見て、今の東北をすごく心配している。
東北を応援してる、と伝えてくれていました。
本当に真剣なまなざしでした。そしてしっかりと熱い握手を2回!


ポール自身も、自らの歌のパワーは信じているようで、
最初に我々に向かって 僕の歌で応援するよ と言う内容を伝えていました。

たった10分間でしたが、その10分間と言う時間は、私たちには十分です。
私達の気持ちや状況は、すぐに伝わったようです。

その後ショーを楽しんでね!と伝え、私たちの前から姿を消しました。


アンコールの時に、SONG FOR FUKUSHIMA!として
YESTERDAYを唄ってくれました。
あれは、本当の彼の気持ちです。
ありがたかった、涙が出てきました。

あの時だけは「ポール!ありがとう!」と
静まりかえったドームで叫んでしまいました。

人柄も言葉も振る舞いも全てが神のようでした。
PAUL IS MY GOD!


東北のみなさん、気持ちはいつも前に!
笑顔を忘れず、進んで行きましょう!