風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

おじさんは荒磯をめざす

2013年11月02日 01時06分02秒 | 風竿の釣り師烈伝

仮にも九州に尾形風竿ありと云われた男

RKBのフィッシュ・アイのレギュラーで、数ある釣り具メーカーのテスターをゴマンとやってもいた。

釣春秋の常任執筆者にして、風竿の釣り師烈伝は多くの読者層を誇っていた。

見知らぬ街を歩いていても、

「おっ風竿さんやないねぇー・・・・。」

とよく声をかけて貰ったものである。

それが、いつの間にか、疲れ切った初老のオヤジになり下がってしまっていたのだ。

もともとグータラで怠惰な性格であるからして、筋肉も次第に弛緩しておるのである。

  

まあ、週をあけずに磯通いをしていた釣り極道時代のようにはいかぬのだが、

せめて一年に数回くらいは、荒涼とした白波が砕け散る荒磯に出かけねばなるまいと思ってはいたものの、

中々願いが叶わずにいたのも事実。

土・日ごとに何かの行事が入って釣行が出来ず、

また出来るときは天気が優れずといったことが続くうちに、

次第に荒磯から遠ざかっていたのが真実なのだ。

そこで今年のわが信用金庫主催の五島列島釣り大会には、万障繰り合わせていたんである。

 

いつものように、石鯛と夜はマダイを狙うことにした。

昔は、夜はアラ狙いときめていたのだが、道具が大変なうえに、足元が頼りないからである。

どこにあがろうか・・・・。籤引きではあるけれど、底物のポイントは限られていることから、やはり潮通しの良い場所に上がりたいのが本音。

まあ、すべては籤と船頭さん次第ということになるのだが、いい磯に上がりたいので、仕切りと色目を使って哀願するのである。

これも釣りの駆け引きの常套手段なのだ。

釣り大会は瀬上がりの順番通りに従わねばならないのだが、それでもやはりいい磯、仕方もない磯というのがあるものだ。

明日はどこに上礁しているのだろう。

天気は途中で一雨くるらしい・・・・。

荒磯の瀬の上で一晩を明かすのだから、雨はこたえるものだ。

出来れば平穏な天気であって欲しいもの・・・・。

何しろ久しぶりなのだからね。

       

明日の準備をちゃんと終えた。

仕掛けも作った。

毎週磯通いしていた頃であっても、修学旅行の前日のように眠れなかったものだが、そんな高ぶりは感じないのがCool

私の愛竿プレシオ石鯛の写真をご披露して、ベッドに潜り込むことにしよう。

デカバンの石鯛をヒットさせた夢を見ながら・・・・・

おやすみなさい。