今日は月に一度の若手職員さんの勉強会
本部から応援にかけつけてくれた役員の手前もあり、
思わぬ叔父の訃報が届けられ、通夜に行かねばならなかったが、とても大切な研修という仕事が優先と、予定通りにあい務めた次第。
若い皆さんにいつも訴えるのは、自助力を信じなさいということ。
すなわちモチベーションというものは、人から言われて燃え上がるものではないからなのだ。
例えばキャンプファイヤーの大きな火も、風の通り道を作ってあげて、下から火を点けるがごとし
急いで燃やそうと上からガソリンをかけたとて、一時的に燃え上がるのだが、長続きはしないものだ。
上からでは簡単に燃え上がらないんである。
だから若い人に主体性を持って仕事に取り組んで貰うには、自ら考えさせる思考のプロセスを教えてあげることが
遠回りのようで、実は近道なのだと思う。
今日で五回目となる勉強会であったが、その意味では手応えを感じて、内心嬉しくてならなかった。
自分達で考えて、これはいいと思ったことはどんどんやりなさいと云っているのだが、
私がイチイチ指示しなくても、月に一度佐世保の営業店のお客様を集中して訪問する活動をやり始めた。
こんな地道な活動を通じて、彼らのベクトルが一つになっていくのが実に嬉しい成果なのだ。
私が教えることなど、実はたいしたことはないのだ。
方法論を何度仕込んだところで、本当の力はつきはしない。
それよりも目的は何かを考えさせることで、戦略が理解できるようになるんである。
戦術を教えたところで、目先のことしか出来ない小手先の人材を養成するだけなのだ。
木を見るなかれ、森を見よ
森を見るなかれ、山を見よ
本質は何か・・・・・を考えよ
そういう勉強会なのだが、最近目の色が変わってきたように思うのは私の思い過ごしだろうか・・・・。
与えられた仕事をする人は、その仕事だけで満足してしまいがち
自ら仕事を創りだす人は、無から有を生む宝の人財
その第一歩が、セルフモチベーションを磨くということなのである。
若い彼らの可能性に光をあてること、それが私の仕事でもある。
そして彼らが堂々と通れるように道を広げてあげること、それが長くお世話になってきた先輩たる私達の仕事なんである。
点火はすでに終えた。
燃え盛るか否かは、彼ら自分自身にかかっている。
人の一生は驚くほど短い、天まで届くような赤い炎となって燃え盛って欲しいと願うばかりである。