風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

ノルウェイの森

2013年05月11日 11時17分04秒 | 風竿日記

我が家の控えめで、ささやかな木々も

実に遠慮がちながら、季節の訪れを静かに謳歌している。

一人暮らしを始めてもう十二年にもなるだろうか・・・。

秘かにEmpty Gardenなどと自嘲していた庭も、

いつしか木々が穏やかに覆いつくしてくれて、今やちょっとした森の様相なんである。

そこで2,3年前から「ノルウェイの森」と名付けている。

冬の間は「モチの木」が赤い実をつけて鳥を招き寄せ

早春、梅の花が咲き出すと、やがて・・・・

春の訪れを「さくらんぼの木」が花をつけて教えてくれ

やがて「花ミズキ」が薄いピンクのショールを纏うと

「さくらんぼ」の赤い宝石のような実がなり

そして「エゴの木」に花が咲き

なんとも愛くるしい花ではあるが、この開花を待ったようにミツバチが羽音を響かせてくれ

それはさながらオーストリアあたりのシンフォニーを彷彿させてくれる。

だとすれば私はヘルベルトフォン・カラヤンみたく指揮棒を振りたくなってこようというもの・・・・。

そして、今や「やまぼーし」が、文字通り白い帽子を被った。

不思議な自然の造形に、ただ「恐れ入りました。」とひれ伏すのみの、私達にんげんではあるが、

一体、だれがこのような「種」をもたらしたもうたのであろうか・・・・。

貴婦人でもあるまいに、どうして白い帽子を被るのか・・・・

我が家のささやかなノルウェイの森ですら、ミステリーに満ちている

それはいいとしても・・・・、

この花壇を一緒に手入れして、季節ごとに花を咲かせ

仲良く愛でる、心優しきBetter halfを見つけねばと思わされている。