風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

田原坂から、そして柳川さげもん祭りへ

2013年03月09日 02時14分11秒 | 風竿日記

 

しんきんの年金旅行二日目

その前に昨晩のおさらいを・・・・。

今回の旅の収穫はこのサムライ達が、本当にお客様を喜ばせようと、最大限のおもてなしをしてくれたことでしょうか・・・・。

とにかく宴会の間中、食事も摂らずにひたすらお客様にお酒を勧めてお話を聞いて、丁寧に回ってくれたのでした。

それにしても勝ちゃん、チョンマゲが似合うね。

相浦城の喜多氏(うじ)も頑張っておるのでござる。

「徹底的にお客様を楽しませよ・・・。一切、手を抜くな。」との誰かの秘密指令もあり、七人のサムライは笑顔で頑張りました。

 

宴会が終わり最後のお客様を部屋にご案内して、やっと夕餉を囲んだのでありました。

お得意様から部屋呑みのお誘いがあり、慌ててまた全員集合

その宴がやっと終った後に、完全に解放された私達は、遅い入浴を済ませると、ホテルの外へ。ラーメン屋さんで二次会とミニ反省会。

実は七人のサムライと本音の話がしたくて、この旅行についてきたと云っても過言ではないくらいに、この瞬間をとても大切に考えていた私なのであります。

それは実に愉しい時間でもありました。

 

いつも本気で本音の話を心がけている佐世保ブロックなのですが、仕事を離れての仕事談義は、また違った新鮮さがありました。

佐世保のスタッフをもっと元気にしたいという思いから・・・のこと。 

このことも今回の大きな収穫であったように思います。

 

 

天草五橋からの眺めは、まるで一幅の絵のように美しいものでした。

 

あそこの磯は何が釣れるだろうかと・・・つい釣師の本能が頭をもたげてきました。

 

 

しんきん万年青会の旅行、二日目は天草五橋を渡って、植木町に行き、明治時代の官軍と西郷さんの薩軍が激闘した古戦場、田原坂記念館を訪ねました。

♪ 雨は降る降る、人馬は濡れる  越すに越されぬ田原坂 ♪

歌に唄われたこの地で、たった150年ほど前に、近代日本の産みの苦しみがあったのでした。

こいが薩摩の大砲でごわす・・・・。

じゃっどん、当時は佐賀藩の大砲の方が優れとったとでごわんぞ。

一通り日本史の勉強をばしたら、ソロソロ腹が空きもしたぁ・・・・。

昼食は菊水の里で、せいろ蒸し御膳を頂きました。

昼食としてはまずまず・・・・。

量はいいから、気の利いたものを少しづつ食べたい・・・がご年配の心理だと思うので、今回のツアーの食事には注文をつけたいことが山ほどありました。

しだれ梅も盛りを過ぎてはおりましたが、まだ咲き誇っていました。

そんな中での楽しい昼食

95人が一堂に食事するのも大変なことなのです。

ここでもひぜしんの七人のサムライは、かいがいしくお給仕に勤めております。

メニューはこんなんでございます。

その後、一時間ほど走って最後の立ち寄り地である柳川に

まずは定番の川下りへご案内しました。

船からのアングルは、結構臨場感に溢れておりますね。

この日もPM2.5の所為なのか、靄っておりました。

私達の船頭さんは、 ♪ 今年80のおじいさん ♪

軽妙な観光ガイドと歌のサービス付きです。

柳川弁は、川風と共にとても心地よい響き

方言が一番ヨカばんたぁ・・・・。

ここは柳川藩主立花邸への水門の入り口

一つの運河状態に掘割が設計されているとのこと・・・・。

土木工学の無かった時代に治水の技術は超一流だったとか・・・・。

白秋が愛でし白壁掘割りの 町にさげもんの花はにほへり

                                 風竿

普通の民家のさげもん祭りが公開されておりました。

柳川地方はひな祭りに、布で作ったお飾りをそこかしこにぶら下げる慣わしだそうです。

これを「さげもん祭り」としてひな祭りの期間中、街中の至る所で飾られております。

誰かが間違って「さげまん祭り」と言っておりました・・・・そんな・・・・。

色とりどりのさげもん・・・・

それが、中々可愛いのであります。

そして、春の陽気と見事にマッチしていますね。

♪ 灯りを点けましょボンボリに、お花を活けましょ桃の花 ♪

いい風情を味わいました。

佐世保も「海軍祭り」みたいな企画をやれば・・・と思います。

柳川を散策して、帰途につきましたが、佐世保に帰り着いたのは夜7時となってしまいました。

ということで、事故もなく無事に帰り着いたことで、二日間の旅の全日程は恙無く終了しました。

「また来年一緒に行きましょうね・・・。それまで元気にしとかんばですよ・・・。」

それぞれのお客様と、笑顔で固い握手をして名残を惜しみました。

「こんなに楽しい旅行は初めてやった。来年も必ず来るけんね・・・。」

お客様の笑顔がこの旅行の小さな成果を物語っていました。

この小さな幸せが、私達の最大の喜びとなった今年の年金旅行でありました。

ご参加頂いたお客様に、心よりお礼を申し上げます。