奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2446)

2023-05-05 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「魏志倭人伝を漢文から読み解く~倭人論行程論の真実(出野正&張莉共著・明石書店2022刊)」を読んだ。出野正(でのただし)氏は、高知大学(文理学部/西洋哲学専攻)卒。(株)呉竹入社/企画部/社長室勤務の後、書道文化書道用品研究所を設立し、書道用品開発企画/コピーライターを行う。現在は古代歴史学/漢字学研究に取り組んでいる。張莉(ちょうり/出野文莉)氏は、1996留学のため来日。2000奈良教育大学大学院(教育学研究科/美術教育専攻/書道専修)修士課程修了/2005京大大学院(人間環境学研究科/文化地域環境学専攻)博士後期課程修了/博士(人間環境学)取得。2018大阪教育大学(教育学部)准教授。2013立命館白川静記念東洋文字文化賞教育普及賞を受賞。--------

この本「魏志倭人伝を漢文から読み解く」の目次は次の通り。“論衡/倭人は南中国に住む鬱人であることを証明する”、“魏志倭人伝の倭人とはなにか”、“日本列島における倭人国の成立”、“金印/漢委奴国王について”、“中国朝鮮半島に見られる古代の倭の民”、“朝鮮古文献/金石文に見る/倭/倭人”、“魏志倭人伝の行程から歴史を解読する”、“日本列島の金石文/風土記から垣間見える九州王朝の存在”---------

この本「魏志倭人伝を漢文から読み解く」の内容紹介文は次の通り。魏志倭人伝は誤読されてきた。古代史学と漢字学の融合により/倭と倭人を同一視する従来の解釈/帯方郡から邪馬壹国に至る行程についての諸説を批判的に論証する。日本に残る金石文/風土記などを読み解き/九州王朝説について考察する。--------

出野正氏は在野の古代史学者であり/漢字学者の張莉氏は出野正氏の奥様であるようだ。息の合ったコンビでこの本「魏志倭人伝を漢文から読み解く」をお書きになったと理解した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古都奈良・修学旅行と世界遺... | トップ | 古都奈良・修学旅行と世界遺... »

コメントを投稿

奈良・不比等」カテゴリの最新記事