奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2869)

2024-08-15 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「お盆」について。-----------

お盆(ぼん)は/夏季に行われる祖先の霊を祀る行事。古来の祖霊信仰と仏教が融合したもの。--------

江戸以前は太陰暦の7月15日頃であったが/明治期の太陽暦採用後/新暦7月15日に合わせると/農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため/新暦8月15日をお盆とする地域が多くなった。---------

明治以降の養蚕(ようさん)地域の事情から/早や盆(7月15日)に戻す地域が増えた。全国津々浦々お盆は行われるが/何れにしても梅雨明けの夏に入ってからの行事となる。---------

盂蘭盆会(うらぼんえ)の短縮形として“盆(お盆)”と呼ばれる。

供物を盆に載せて精霊に供えるため/当該行事の呼称となったという説もある。---------

中国では/道教の文化として/旧暦の7月を“鬼月”とする風習がある。旧暦の7月朔日に地獄の蓋が開き/7月15日の中元節には/地獄の蓋が閉じると云う考え方は道教の教えである。台湾/香港/華南では現在でも中元節は/先祖崇拝の行事として盛大に祝われる。-----------

世界中の宗教行事を臆面(おくめん)なく取り入れる日本/その

面目躍如の第一が“お盆”と云えるだろう。---------

道教ルーツの日本神道の方が/日本仏教よりも“お盆”を大切にすべきだと思うが/嘗ての神仏習合時代に主導権を握られた所為か/今では“お盆”は仏教の行事だと思われている。

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