ピーターラビット・ハッピーガーデンというものが
今月いっぱい、恵比寿ガーデンプレースで開催されています。
著者のビアトリクス・ポター生誕150年を記念しての催しらしい。
色とりどりのお花畑には、ピーターやジマイマやベンジャミンの姿が。
小さい頃自分が親しみ、幼い息子たちにも読み聞かせたピーターラビットの世界。
7年ほど前にイギリス湖水地方にロンドンから電車を乗り継いで行き、
山あいの小さな村ウインダミアのB&Bに二泊しました。
ビアトリクス・ポターがその半生を過ごしたというヒルトップにも行きました。
不便な所にあるその家は思ったよりもずっと小さく素朴で、その庭はこの写真のように
奇麗なものではなく、もっと質素で地味なものでした。
映画「ミス・ポター」、或いは湖水地方にあった「ビアトリクス・ポターズ・ワールド」という
博物館の解説などから伺い知ることができた、彼女の人生。
上流階級の娘は職を持ってはいけなかった20世紀初頭、32歳で独身のビアトリクス・ポターは、
二頭立ての自家馬車に乗って出版社を駆け廻り、なんとか絵本を出版することに成功します。
ロンドンの裕福な家に生まれた、ばあやつきのお嬢さんが、その後こんな田舎に家を買い取り、
執筆しながら農婦として過ごし、ナショナル・トラスト運動にその身を捧げたということは
考えてみればすごいことです。
湖水地方のヒルトップ
恵比寿ガーデンのハッピーガーデンは、絵本のイメージから作られたものであるらしい。
だからこんなに色鮮やかで綺麗なのですね。
「あるところに、4匹の小さなウサギが住んでいました。
なまえは、フロプシー、モプシー、カトンテール、そしてピーターといいました。」
今もその書き出しを覚えています。
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