Zooey's Diary

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「アメリア 永遠の翼」

2010年12月16日 | 映画

大西洋横断飛行に成功した初の女性飛行士アメリア・イヤハートの生涯を描いた作品。
2009年アメリカ映画。

「史上最も有名なアメリカ人10人」に選ばれるほど有名であるというこの人のことを
私が知ったのは、映画「ナイトミュージアム2」の中で。
エイミー・アダムス演じる綺麗で冒険好きな女性飛行士として、
ドジでマヌケな男主人公の危機を勇敢に助けていたのでした。

今回の伝記映画で彼女を演じたのはヒラリー・スワンク。
一面にソバカスが散らばり、ゴツゴツとした骨っぽい顔立ちの彼女が
しかも殆どスッピンで出ていたのには驚きましたが
エンドクレジットで出てきたアメリア本人の写真を見て
あまりにも似ているので、非常に納得したのでした。

本作は、メディア・プロデューサーであるジョージ(リチャード・ギア)と1928年に出会い、
初飛行の交渉をするところから始まります。
ジョージはその後夫となり、生涯に渡ってアメリアを応援し続けます。
少女の頃から空に憧れていた、という独白は随所に挿入されますが
どうせ伝記映画であるなら、どのような成長期を過ごして飛行士になったかと
いうことも描いて欲しかったなあ。
Wikiによると、1897年に生まれた彼女はコロンビア大学の医学部に入るが何故か中退、
その後陸軍病院の看護助手、ソーシャル・ワーカーなどとして働いているのです。
映画ではそういった経緯はまったく省略されているのが残念。

ジョージとの恋と結婚、女性として初めての大西洋横断成功、
一躍マスコミの寵児となった不安と苛立ち、
友人のパイロット(ユアン・マクレガー)との不倫、
そして世界一周飛行への挑戦と失敗。
彼女の人生が淡々と描かれていきます。
大空に馳せる夢、
夢を実現する為のあくなき挑戦、
世界一周飛行が失敗に終わって海原に散った時の絶望と恐怖。
そんな題材であればもっと感動するかと思ったのですが
残念ながら淡々としすぎて盛り上がりにかけて…
感動も共感もできずに終わってしまったのでした。
アメリアと一緒に、壮大な浮遊感を味わいたかったのに。
せっかくこんなに豪華な俳優陣なのに。
う~ん、不完全燃焼。

☆3

「アメリア 永遠の翼」http://amelia-movie.com/
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