晴れ渡った晩秋の空のもと、四日市医師会看護専門学校の創立50周年記念講演会が開かれました。
この学校と私とのお付き合いは古く、10年前に当校が2年課程の進学コースから「3年課程のレギュラーコース」に切り替えた時点まで遡ります。実習の記録用紙を検討する段階において、ナイチンゲール看護論に基づくKOMIチャートシステムが採用されたのです。青木智子先生を中心とする看護教員が一丸となって、教育内容の全てにナイチンゲール思想が行きわたるように話し合いが持たれました。そして現大山直美副学長のリードのもと、ゆるぎない教育方針が確立していきました。
KOMIで育った学生たちの評判は良く、卒業生にはあちこちの臨床から就職の声がかかり、着実に看護界に育っていっています。KOMIケアの視点で実習を開始した当初は、臨床からは「そんな優しい理論では看護界には通じない」などと言われたそうですが、その臨床現場が逆にKOMIケアを取り込むようになり、教育のあり方は一定の評価を得るように変化してきています。
四日市医師会看護専門学校は、本来の専門教育の姿を具現化している日本では数少ない学校の1つだと思います。
この日は三重県看護協会長様をはじめ、実習病院の管理者の方々など、多くの関係者で会場は埋め尽くされ、「看護の原点」を確認する貴重な一時を共有することができたと思います。看護学生や高校生も参列して、式典は成功裏に終わりました。
次の10年に向けて、新たな、そして着実な歩みを刻んでいくことを心からお祈りしております。お招きいただき、有難うございました!