石巻港湾病院主催の第11回市民医学講座が、270名もの参加者を得て、石巻グランドホテルで開催されました。
大震災直後の写真(左)と、今の様子を写した写真(右)をいただきました。いずれも小高い山(日和山)から撮ったものです。現在は一面平らな大地と化していました。ここは公園にする予定だそうです。講演会の日は、ちょうど桜が満開でした。これまでは桜見物の人で賑わう場所だったそうですが、今は、ライトアップもせず、ひたすら大地の痛みを癒すことにエネルギーが使われている様子でした。
石巻港湾病院は東日本各地にリハビリテーションを活動の主軸におく、「健育会グループ」に属しており、ナイチンゲール精神を大事にした看護活動を展開されています。
グループの病院(地域活動も活発ですが)全体が、同じ理念のもと、超高齢社会の真ん中にあって、先進的な取り組みをなさっています。これからも末永くお付き合いいただきたいと願っております。
「快なる状態創り」こそが、ケアの中心にくる発想であると強調した90分でした。