KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

福祉楽団の公開講座が成田市で開かれました

2018-06-10 11:45:46 | 日記
6月8日(金)

社会福祉法人・福祉楽団が成田市で公開講座を開催しました。
テーマは「ケアを“科学”する」です。
福祉楽団の理事長・飯田大輔さんは、日本社会事業大学の研究科時代の学生の一人で、私の授業を聴いてくださった方です。若い発想とエネルギーで、福祉楽団を運営しています。今では日本の福祉界をリードする重要なポジションにいます。飯田さんは「恋する豚研究所」を開いたことでも名前が通っていますね。
公開講座は「もりんぴあこうづ」というコミュニティセンターで開催されました。最寄り駅「公津の杜」駅前には、マスコミでも紹介された「国際医療福祉大学の医学部と看護学部」の校舎がありました。


開催前の会場です。
3時間の講義では、ケアの原論を語りましたが、参加者は100名にのぼり、皆さま真剣に受け止めてくださったようです。こうした公開講座は、意義がありますね。


講演会に先立ち、「福祉楽団なりた」の近くにある「宗吾霊堂」に立ち寄りました。宗吾霊堂に祀られる御本尊 宗吾様は、江戸時代の封建制度の中で災難に苦しむ10万の大衆のため男子の大厄の42歳の年に尊い命を捧げられた方だそうです。歴史あるお堂にお参りしました。これは仁王門です。

その後、「杜の家なりた」を見学しました。




とても清々しい土地に建ち、外国を思わせる雰囲気の建物でした。三階建ての特養と、障害児の放課後学童、高齢者のデイサービスセンター、それに保育園が併設されています。厨房も外に向かって建てられており、栄養士さんたちは外の緑を見ながらお仕事ができます。
私が何よりも驚いたのは、この建物にはどこにも鍵がかかっていないことです。ご家族もカードでフリーパス、24時間、いつでも面会ができるようです。エレベーターにも鍵がありません。これが当たり前なのですが、実現させるのはなかなか難しいことです。理念がかたちになっています。
そして、KOMIチャートシステムが入っている記録システムの「ケアコラボ」がスマートに稼働していました。ケアの職員全員が一台ずつスマホを持っていて、いつでも、どこでも記録することが可能です。どんなに離れて(海外でも)暮らすご家族も、ご自分のスマホから入居者様の様子を知ることができますし、職員とのやり取りも可能です。日本の最先端の現場を見た気がします。
福祉楽団の皆さま、応援していますよ!!