5月12日(火)
ナイチンゲール生誕の日、写真のカバーのような本が出来上がりました!
『実像のナイチンゲール』です。
リン・マクドナルド博士のご著書ですが、『綜合看護』誌上に翻訳掲載された内容を、本格的な著書として仕上げました。
金井一薫監訳、島田将夫&小南吉彦訳です。
リン先生とは、4年前のちょうど5月、カナダの先生のご自宅を訪問してお話をお聞きしたのが初めての出逢いです。
その後、先生を「ナイチンゲールKOMIケア学会・第2回学術集会」(2011年)に招聘して、ご講演をお願いしましたので、ご記憶の方もおられるでしょう。
リン先生は、20年以上の歳月をかけて、ナイチンゲールのすべての著作(150点)と、手紙類の大半(1万点以上)を収集し、それらをテーマ別に編集して、全16巻の著作(『The Collected Works of Florence Nightingale』にまとめ上げた方です。そのご苦労たるや想像を絶します。
今回の『実像のナイチンゲール』は、ナイチンゲール著作集成全16巻をもとにして、ナイチンゲール没後100年記念の年、2010年に書きおろされたものです。
本書からは、これまでに知られていない実像のナイチンゲールがしっかりと見えてきますし、社会改革者として、ナイチンゲールがいかに幅広い活躍をした人であるかという新たな点も明らかになってきます。
ナイチンゲール研究書としては、第一級の作品でしょう。
私は監訳者として、読者の皆様に親しみをもって読んでいただくために、随所に写真や挿絵を入れてみました。またナイチンゲール家の家系図も入れて、これまでにない、読み応えのある1冊に仕上げたつもりです。
是非、多くの方々にお読みいただきたいと思います。
お値段も1800円とお手頃です。