沖縄県看護研究学会が沖縄市で開催されました。
特別講演に行って参りました。テーマは「伝えよう未来へ変わらぬ看護の本質ー時代が変化しても変わらぬ確かなものを求めてー」でした。
このテーマをいただいたとき、本当に嬉しかったですね。私が求めて研究してきたテーマそのものでしたから・・・。
内容はすべてパワーポイントを使って90分間語りました。歴史から解き起こし、ナイチンゲールの言葉を紹介しながら、今に伝えたい看護の心をまずは確認しました。
その後、ナイチンゲールの看護思想の真髄に触れ、体内に宿る自然治癒力や生体バランスの発動を促すために、最良の条件を創りだすことが看護の立ち位置であることを強調しました。
さらに看護のものさし5つを紹介し、超高齢社会にあっては失われた機能を追いかけるのではなく、持てる力を引き出し、生きる力に力を貸すことが目指す看護の方向軸であるとまとめました。
そして今回の講演の最後に、「安全と安楽」という看護界の長年の課題にナイチンゲールKOMIケア思想で取り組むための視点を提示しました。安楽は英語ではcomfortであり、良いケアは配慮の心をもって「快なる状態」をふんだんに提供することに尽きると思います。
大きな会場が一杯になり、語り部と聴衆が一体となった感がありました。
沖縄の皆様、お世話になりました。そしてお招きいただき有難うございました!