先週の土・日の2日間にわたって、NP0法人に認証された「ナイチンゲールKOMIケア学会」は、第1回学術集会を東京有明医療大学において開催いたしました。
2日間ともよく晴れた暖かな日で、北海道から沖縄まで延べ800名の参加を得て、無事に、そして成功裏に終了いたしました。詳しい報告は、追って「通信」を発刊してお伝えできると思いますが、ここでは簡単な報告を致します。
ナイチンゲール没後100周年を記念する学会という位置づけで、準備委員会一同この1年間準備して参りましたが、初日の午後はナイチンゲールに因んで、4名の特別講師によるナイチンゲール研究の成果が報告されました。たいへん刺激的な時間を過ごしました。さらに今夏にナイチンゲールの国を訪問したグループからの報告があり、当地で交流したマイク・ナイチンゲール氏からのビデオレターが公開されました。マイク氏は病院建築家で、ナイチンゲールの病院建築思想を現代に継承されている方です。
その夜は大学のカフェテリアにおいて「ナイチンゲール・ディナー」が開かれました。島田療育センターの職員による企画で、120名の参加者が交流し、大いに盛り上がりました。
2日目は午前中に指定演題3題、一般演題4題が発表されました。いずれも内容が濃く、ナイチンゲールKOMIケア学会ならではの視点で研究されているものばかり・・・。質の高まりを感じました。
午後からは11グループに分かれての「交流集会」でしたが、各教室とも活発な討議が行われた様子です。各領域における先端の情報交換ができたようで、こういう形式のワークショップは、今後も継続していけたらと思いました。
本学術集会の特徴は、最後まで人の動きがないことです。つまり誰もが細大漏らさず聞いて、吸収して帰ろうという意欲に満ちている方々の集まりなんですね。参加者は「よかった!」「楽しかった!」「もっと聞きたい」「来年も必ず来ます」と言ってお帰りになりました。こういう声を聴くのが主催者としては最高に嬉しいです。
学会開催を支えてくださった準備委員会の皆様、そして大学の教職員の皆様に、心からのお礼と感謝の気持ちをお伝えします。
そして、ご参加くださった皆様、大きな支えを有難うございました!