楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


美術展めぐり その4

2007年12月04日 | 文化芸術
 鳥獣戯画の世界に別れを告げ、国立新美術館へと足を急ぐ。サントリー美術館から徒歩で15分位か。
 ここでは2つの美術展を観なければならない。その一つは、《フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展》である。

いかんせん、花より団子、お腹が鳴り出した。B1のカフェテリア「カレ」に入り、「若鶏ときのこのフリカセ」と生ビールで空腹を満たす。

 ほっとしてからチケットを購入し入場。人だかりのする絵はやはりフェルメールの「牛乳を注ぐ女」である。45.4cm×40.6cmと小さな油絵であるが、存在感は抜群。1658年~1660年頃の作品。

 ヤン・フェルメール(1632~1675)の現存作品はわずか36点で、画家本人の人となりはほとんどわかっていないという。

 女の身に着けているエプロンの青色、ウルトラマリンブルーは天然顔料として尊ばれたが、アフガニスタン産のラビスラズリという鉱石を砕いたもの。わずかしか出土しなかったから金と同じくらい高価だったという。
コメント (2)
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