セツブンソウは山野草のトップバッター。里に春を真っ先に告げてくれる。
少し前の市民タイムスでも宗賀地区で咲きだしたと紹介されていた。
我が家の鉢植えのセツブンソウも花を開いた。従兄弟からのプレゼントだが、2年目の春を迎え
ている。
11日午後2時46分東北を襲った巨大地震と大津波から今日で3日目の朝だ。
犠牲になられた方々の冥福を祈るとともに、数万人ともいわれる行方不明の方々に一刻も早く
救いの手が差しのばされることを祈っている。
北アルプスが西に、東に鉢伏山が聳えている。早くも畑ではレタスの幼葉が揺れる。長野道を
車がすいすい走る。丘中学校の生徒も通学路を急ぐ。台所から味噌汁の匂いがする。温かなお
湯で顔を洗った。
いつもと同じ風景だし、同じ生活のひとコマ。でもこれに浸れる嬉しさが格別に思える朝であ
る。
テレビ報道を見て思う。
国内で起きた未曾有の自然災害なのだ。人の力の及ばない「どうしようもない」出来事なのに
どこかに責任を取らせようとする特有の傲慢さが報道姿勢にあると感じるのは私だけ
か。
ライフラインの復興に携わる様子や被災した人を助ける模様など、みんなで力を合わせ
て前を向いていこうと頑張っている姿をどうして伝えようとしないのか。外国からの救助隊の
活動、世界中の人々のメッセージなどなども。民放1局で対応できなければ守備範囲を決め
てタッグを組んであたる体制だって不可能ではないだろうに。
マグニチュード8.7の地震が起きれば10mを超える津波が来るということを知らないマス
コミだったとは。地震があった時点で、独自の判断で「必死に退避を呼びかける」ことだってでき
たではないだろうか。
気象庁や国任せで知らん顔。選挙では勝手に当確報道してるでしょうがと言いたい。
自分たちのミスは「先ほどの報道で一部間違って伝えてしまいました。お詫びして訂正しま
す。すみませんでした」で、すまし顔。その上、よそがミスしようものなら容赦が無く、吠え、怒り狂
う。
毎日報道管制したようなニュース、ニュース。心に癒しや感動を与えるような音楽やドラ
マだって間にはさんでもいいいのでは…
ほとんど報道はされないが、県内でも北信の栄村や野沢温泉も地震に見舞われた。 県民全体
で早期の復興をめざしたい。