楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


美術展めぐり その2

2007年12月02日 | 文化芸術
 ムンク展の国立西洋美術館を出るとなんと雨降り(良い天気との予報は裏切られた)。傘をさして上野公園を奥に進み、東京都美術館を目指す。
 次は、楽しみにしていたフィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術~である。
 米国フィラデルフィアは、1776年7月4日独立宣言が採択された都市で、100年後には万国博覧会が開催された。この時美術展会場だったメモリアルホールが美術館として残されたことから美術館としての歴史が始まる。

 入り口ではルノワールの「大きな浴女(1905年)」の看板が迎えてくれた。もちろん、会場内に展示されているが、女性の画家とも呼ばれるルノワールの女性像のなかでもベストテンに入る傑作で、なかなか米国外に出ないことで知られているとのこと。
 今回の展覧会は、19世紀のコロー、クールベに始まり、マネ、ドガ、ピサロ、モネ、ゴーガン、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ等の印象派のほかピカソ、マチス、レジェ、シャガール、ミロ、デュシャン等20世紀の巨匠の傑作がずらりと並ぶ。油彩72点、彫刻5点。
 それにしても、金曜日なのに大勢の観客。思わず観る人の足が止まってしまう作品がこれ。ルノワールの「ルグラン嬢の肖像(1875年 81.3cm×59.7cm)」
 
心にずーと刻み込むように見つめていると目が痛くなるが、じっと耐えて我慢した。
下の写真はパブロ・ピカソの「自画像(1906年 91.9cm×73.3cm)」。カタログは2,500円。
コメント (2)
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