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ガイドと歩く “大阪城南、夕陽ケ丘史跡巡り”

2024年10月14日 | ブリスベン受け入れ

ガイドと歩く “大阪城南、夕陽ケ丘史跡巡り”

実施日:10月12日(土)       参加者:11名とガイドさん2名

 

 爽やかな秋晴れの当日、参加者11名環状線の玉造駅に集合。案内役のガイドさん二人から行程の説明を受ける。2班に分かれ出発、早速 道標発見。 

 三光神社に到着。ここは、大阪城の出丸城(真田丸)があった場所と言われており、陣中指揮姿の幸村像がある。「真田の抜け穴」といわれる大阪城までの暗道が今も保存されている。

 真田幸村、猿飛佐助「いざ出陣!」 誰かわかりますか? 

 全国で80か所も作られた陸軍墓地の中で最古で規模も最大の旧真田山陸軍墓地。西南、日清、日露戦争の墓碑5091基があり、納骨堂には太平洋戦争などの遺骨等8249基が納められ、捕虜となった清国やドイツ兵の墓もある。  

 現在は、明星学園となっている、真田丸顕彰碑の前を通り、どんどろ大師(善福寺)に到着。ここは大阪夏の陣の戦死者をともらう寺で、門前は近松の「お弓、おつる別れの場」となったところだ。

 

 心眼寺は真田幸村、大介親子の冥福を祈るために建立された寺で、幸村の墓石がある。(あちこちにあるらしいが・・・)  

 しばらく歩くと到着した蓮生寺。堂内には等身大の涅槃像が安置されている。この像は仰向けの涅槃像で珍しい。痛むところを撫でて信仰祈願すると平癒するとの事、参加者こぞって全身を撫ぜていた。年を重ねると、全身に不具合が出てくるのは仕方ないのかな?

 記憶に残らないほど次々と多くの寺を訪ねたが、その中には、近松門左衛門、井原西鶴、織田作之助等の有名文人の墓もあった。 

 

 11時頃、近鉄上本町駅に到着。ハイハイタウンで昼食を摂る、みんなが選んだ場所はうどん、そばのレストラン。約45分楽しくランチタイム、お弁当のないのはほんとうに助かる。

 

 午後からは、夕陽ケ丘界隈の四天王寺、一心寺、茶臼山を目指すコースだ。1時、地下鉄で移動。

 四天王寺、ここは大阪に住んでいる人にとっては子供のころからの馴染み深いお寺である。まず訪れたのは、石の鳥居。日本三大鳥居の一つで国の重文。ここは、古来より極楽浄土の東門にあたると信じられており、春秋彼岸の中日には今なお、夕日を拝む日想観が実施され、多くの人々が訪れる。 

 昭和37年、松下幸之進寄贈により再建された西大門は、極楽に通ずる門と言われている。

 広い境内をガイドの詳しい説明で巡る。参加者は初めて知ることも多く、興味深い時間だった。ガイドは、私達の質問にも丁寧に答えてくださった。また、外国人の参拝者が多いのにも驚いた。

 

 毎月22日は無料で拝観ができ、2時からは寺の僧からの講話も聞ける。興味ある人はぜひ訪れてほしい。

 安居神社、ここには真田幸村の戦死跡碑がある。大阪夏の陣、この地で戦死した幸村の無念が伝わる思いである。 

 

 一心寺に到着.当寺は全国からの納骨が多く、その遺骨で作った阿弥陀仏が安置されている。境内には、有名人の墓も多く、断酒祈願に訪れる本多忠朝の墓もある。

 

 最後に訪れたのが、大阪夏の陣で、家康の本陣があった茶臼山。ここは、両軍対峙の最前線であり、夏の陣の痕跡が多くの残るところでもある。

 参加者は、標高26メートルの茶臼山に登頂し、三角点の前で万歳!

 

 最後の解散場所は、天王寺のシバテン前、ここでガイドさんとお別れ。ガイドさんから参加者の健脚を褒められた。みんなまだまだ若いですよ。 

 日差しにまだ残暑も感じたが、爽やかな秋の気配の中の歴史散策は、多くの学びがあった一日だった。皆さん、お疲様でした。        (写真:乾 真理  文責:内田 堯子  )


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