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畝傍山へのハイキング

2022年11月17日 | Other activities

畝傍山へのハイキング

2022年11月17日

 おかげさまで、今回の畝傍山から橿原神宮、橿原考古学研究所付属博物館ルートのハイキングは、14名の参加を得て、素晴らしい秋の晴天に恵まれて、怪我人、落後者もなく、楽しいものとして無事終了できました。 

 大和3山の一つ畝傍山(標高:198.5m)は、低山で高齢者も頻繁に登山する初心者向きコースであり、登山中、下山して来られたたくさんの高齢者の日常的登山愛好家に出会いました。我々は、ゆっくりしたペース(時速2Km)で登山して、約60分もかからずに登頂できました。

 山頂からは、西側に金剛山、葛城山、二上山、生駒山などの山々が展望でき、東側には、香久山、耳成山、持統女帝、文武天皇、元明女帝の3代、わずか16年しか存在しなかった藤原京などが展望できました。

 下山しようとすると、一人の方の靴裏ゴムが剥離しかかって、急遽、持っていた靴紐で緊急処置をとって、何とか、無事、下山しました。

 下山後は、11月の七五三お参りで賑やかな橿原神宮に参拝してから、境内の中にある深田池のそばの休憩所で昼食をとりました。

そのあと、秋期特別展:(テーマ:飛鳥跡苑池から日本庭園へ)が、開催中の県立橿原考古学研究所付属博物館の見学しました。

宮廷苑池と呼ばれる古代の権力者たちの庭園は、要の東西を問わず権力者たちが、自分たちの権力基盤を盤石にするための一つとして庭園を建造し、それを『苑:えん』と呼びました。飛鳥時代には、飛鳥京の天武天候14年の『城錦御苑』が、日本書紀に記述されています。

『苑』とは、どのような施設なのかというと、宮殿の都の近くに広大な空間を確保し、天皇(日本の場合)や皇帝(中国の場合)が利用した多目的施設であったと考えられ、それを管理する官僚や役所を整備し、軍事行動、宴会、狩猟、儀式、伎楽、生産活動などに当時の統治者の活動に応えてきたと思われます。その湧水点祭祀場は、神をまつる儀式が行われてきたと考えられます。今回展示されていた、湧水を流す水路を削った大型湧水石は、水深約20cmと浅く、湧水を利用して各種の儀式が行われた千年以上昔の飛鳥時代を想像させてくれました。

(D班リーダ:今澤作成)

 

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