2023年6月5日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室5
トランスジェンダー当事者 4名
トランスジェンダーの子を持つ親・祖父母 8名
Xジェンダー当事者 2名
同性愛当事者 1名
セクシュアリティは定まっていない当事者 1名
同性愛の子の親 1名
中学生の子の親 1名 計 18名
今回のミーティングは、人数が多かったため、子どもチームと親チームに分かれて交流しました。新しい参加者も交えて、様々な話題がありました。
【気になっていることや悩んでいること】(当事者)
・身体的性が男性の後輩が化粧品や服を買いたいということで一緒に買いに行った。店員さんは後輩ではなく、私に話しかけてきていた。身体的性が男性の後輩がどうしたら女の子っぽくなるのか。
→動画を観て、こういうメイクしたいというのをいろいろやってみて,このメイクをしたらい1番合ってるというのを選び取っていったらいい。
・親にカミングアウトしていない。親が、姪っ子や甥っ子にも男女を押し付けてるのを見るのがつらい。服やおもちゃ、発言など。
→親を変えるのではなく、姪っ子や甥っ子に多様な性について教えるのはどうか。
→自分も5歳の姪っ子に、「〇〇は男でも女でもないんやで」と言って教えたらその通り覚えてくれた。
・親にカミングアウトはしていて、男性と結婚して孫の顔も見られると思ったからショックと感じている。ホルモン治療もしているけど、好きになる性別は問わないので、ホルモン治療をやめて子どもを産もうと思えば産める。だから、親に孫の顔を見せた方がいいのかなって最近は思う。
→親は子どもが幸せならそれでいいと思う。
→もしパートナーがいて、子どもを作りたいと思えばでいいと思う。
→でも病院とかで、「お母さん」扱いされるのはしんどくない?
・自分の性について、友だちとか職場に話してない。これから出会う人に打ち明けていくべきか。
→話したいと思う時とか人と待てばいいと思う。
【感じていること等】(親・家族)
・本人はとてもポジティブ。本人が幸せならそれでよいと思う。
・本人がポジティブなのがうらやましい。現在私の子は引きこもり。
・「人」として接して男・女で見ないことが大切だと思う。親子は振り子のようなもの。悩んでぶれると子どももぶれる。
・「楽しさ」は作り出すもの。「幸せ」は自分が見つけるもの。
・自分がうつうつとしている。願いとしては、自分の力で生きていってほしいということ。
・自分の本当の気持ちを隠して、自分に嘘をついているようなところがある。
・自分が楽しいと思うことを一緒にやることが大切。子どもが楽しそうにしていたら、足を引っ張らず共感したい。
次回は2023年7月3日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。
※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。