LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

東京ミーティング(6月30日)のご報告

2013年07月13日 | Weblog
6月30日に東京ミーティングを開催しました。
場所は渋谷区の勤労福祉会館。
耐震工事のためしばらく休館していましたが、久しぶりに使用させていただきました。
今回はMさんにブログを書いていただきました。



6月30日(日)、東京ミーティングが開かれました。
初めての方20名を含み参加者は27名。
年齢層は17歳から78歳まで幅広く、また、当事者を交えて2家族のご参加もありました。
セクシュアリティ、年齢層はもとより、バックグラウンドも様々な方々が集まるつなぐ会ですが、今回はいつにも増して多士済々。
ファシリテーターが話題を振る間もなく、皆さんが次々と思いの丈を語って下さいました。

同性婚のプロデュースイベントの現場で働く若者からは、親の想いを尋ねられました。
カミングアウトしてくれた子供に感謝すると語られた親御さんは、今後は社会に潜在するLGBTIに失礼のない対応ができるよう、接客技術を深め、広めていく活動をしていきたいとのこと。
子のカミングアウトによって親自身も変えられ人生が豊かにされていく姿が感じられました。
また、カミングアウトについても、当事者は相手を選んでカミングアウトするということから、支援者側としてはどのような態度でいればカミングアウトしてくれるのかという声が上がり、様々な意見が与えられました。
更に、葛藤の最中にある思春期の子供達には、幾多の試練を乗り換えてきた年長者のアドバイスもあり、世代と立場を越えて対話のキャッチボールが繰り広げられ和気藹々。
孤独な張りつめた心で参加した一人一人が、ここで仲間を見出し勇気を得、新しく踏み出すきっかけとなればよいのですが…

ある親御さんが『打ちひしがれていては駄目』と叱咤激励されました。
『踏ん張って勉強して、社会を変えていく大人になって下さい』と。
そのエールは心強いと思います。
でも、強くなれない人もいる。
今、弱さの中にある人も、他人の心の傷みの分かる心優しい大人となって生きていってほしい。
心の強い人も弱い人も、LもGもBもTもIも、どんな人もその人らしくのびやかに生きていける社会でなければ、若者は未来に夢を描きようがない。
私は親だから、我が子が思春期にどれだけ悩みもがきながら生きてきたかを思えば、後に続くユース世代に同じ徹を踏ませたくない。
彼等の苦悩が少しでも軽減するように、強力なサポーターになりたい。
ヘイトクライムのない社会を目指して.....。


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