フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

一発屋講義

2007年08月30日 | テレビ
『アメトーーク』 8月23日(木)23:15-24:10 テレビ朝日

N「売れっ子だらけの夏祭り。あんな売れっ子やこんな売れっ子が、そんなことを。さらにイジリー楽屋お見舞い申し上げます。あのビッグスリーもやってくる今夜のアメトーーク!」
売れっ子オブ・ザ・イヤーの皆さん 木下宏勝 ジャガー横田 夏川純 チュートリアル(徳井・福田) ムーディ勝山 時東ぁみ 品川庄司 ケンドーコバヤシ

◆特別講義 一発屋にならないために
蛍原「売れっ子の皆さんはやっぱり一発屋にはなりたくないと思うんですよね。ということで、一発屋に詳しい講師のかたが来てますんで、それではお願いします。どうぞ!」
一発屋BIG3 ダンディ坂野 有吉弘行 つぶやきシロー

蛍原「特別講座ということで」
有吉「お忙しいところ、どうもすいません」(「低姿勢やな~」)
蛍原「売れっ子としてあちらのね、席にね…」
有吉「ボクらも元々は、こういうふうな立場だったわけですから」
宮迫「いや、すごかったですよ」
つぶやき「前は座ってました」
(立って講義の元・売れっ子BIG3。座っている現・売れっ子の皆さん)
有吉「ボクはもうCDは120万枚」
蛍原「120万枚ですよ!」 <「白い雲のように」売り上げ120万枚>
有吉「本に関しては250万部」
蛍原「250万部!」 <「猿岩石日記」シリーズ 売り上げ250万部!>
蛍原「それ何年ぐらい前でしたっけ?」
有吉「えーと、約12年前ですね」
蛍原「はい、しっかりおぼえてますからね」
つぶやき「ボクも12年前」
宮迫「そうか。つぶやけばつぶやくほど周りがドーっと」
つぶやき「いま、つぶやいても『エッ?』って言われます」
宮迫「聞こえにくいって?はっきり喋ってみたいなこと?」
つぶやき「はい。なんか思いっきり嫌悪感を出されるので、喋んなくなっちゃいました」
品川「つぶやかないシロー?」
つぶやき「今日は負のオーラを皆さんに、いっぱい」
蛍原「ダンディさんも」
ダンディ「ボクはこの中ではいちばん新参者で、3年半くらいですね」
宮迫「そんなもんですか」
ダンディ「ゲッツ着ボイス、おかげさまで11ヵ月連続第1位を」
有吉「だからボクたちのようにならないために、何点かちょっとお話を」

◇一発屋にならない為に 1 手広くやらない
有吉「売れてきますと、あちこちからやっぱりオファーがいろいろ来ます。歌を出さないかとか、映画に出てみないかとか。そういうふうな、自分の範囲以外の仕事に手を出してしまうんですけれども、こういうことをやるとですね、やっぱり『粗』が見えやすい!」
つぶやき「たとえばゲストでたまに呼ばれるじゃないですか。ボクなんか役とかやりたいんですけど、『つぶやきさんのままで』っていう、つぶやきシローとしての出演なんですよ。役者でもなんでもない」
ダンディ「ボクも『このまんま来てくれ』って言われますね。で役名が『黄色い男』、大体死ぬパターンが多いです」
有吉「グッズなんかも、なるべく出さないほうがいいかなと。なるべく露出は避ける!!ということですね」
庄司「グッズとか売れればね、自分の収入になったりするんじゃないですか?」
有吉「ただ、一発屋になりますよ!!(「こわいー!」)売れてるときこそ露出を避ける!!これ、おぼえておいて下さい」(「なるほど」)
ダンディ「出すぎちゃダメですね、やっぱり」
宮迫「なんでしょうね、ムーディだけが本気で聞いているんです」(笑)
蛍原「勉強になる」
ムーディ「本当に他人事とは思えない!」
宮迫「だって完全に衣裳が色違いです」(ダンディ黄色、ムーディ白のタキソード)
ムーディ「ほんまにいとこのお兄さんが来てくれたみたい。すごい不思議な心境です」
蛍原「着うたみたいの、めっちゃやもなあ」
ムーディ「いま180万件ダウンロードぐらい。グッズもいまいっぱい販売してます」
夏川「わぁっ、あぶないー」
ケンコバ「CMとか手広くやってるもんな」
ムーディ「手広くやってます、はい」
品川「ドラマとか来たら、このままでお願いしますって」
ムーディ「これ(いまのスタイル)以外で出たらわけわかんないですね」
品川「「ダンディとムーディって」(笑)
蛍原「でも手広くやらない、と」
有吉「なるべくやらないと」

◇一発屋にならない為に 2 「これぞ!!」というものを作らない。
有吉「それで2点め。やっぱり、これぞというイメージ、ひとつ強いイメージがあるとそればっかりになっちゃうんですね。ボクの場合はヒッチハイクだったりとか。つぶやいたり、ゲッツだとか、そればっかりになっちゃうんで、あきられてきます。それで次のものを作る力がないですから」
宮迫「ごめんなさいね。ムーディほんまに真剣に聞きすぎや。あまりにも首を(タテに)ふりすぎ」
ムーディ「大体あてはまってるんです」(笑)
有吉「残念ながら、やっぱりもう皆さんは大体イメージがついてきてるんで」
品川「ないでしょう」
有吉「まずジャガーさんところは、『夫婦ゲンカ』。といえば、この二人。で夏川さんは、『サバ』」
夏川「えー!」
有吉「徳井さんは、まあ『変態…ニヤケ男』」
蛍原「(笑)いま決めてるやろ、有吉」
有吉「(イメージが)つき始めてますよ」
徳井「え、世間で変態ニヤケ男と思われてるんですか?」
蛍原「有吉、福田は?」
有吉「(笑)アブラムシ」
福田「いまアドリブで考えてるでしょ、完全に」
ケンコバ「じゃ、みんな言うてきましょう」
品川「ムーディは?」
有吉「まあ『コミックソング』」
ムーディ「コミックソング?…はい」
蛍原「あみちゃんは?時東あみちゃんは?」
有吉「『メガネ女』」
時東「(笑顔でうなずく)」
蛍原「ちょっと品川は?」
品川「オレは絶対ないよ」
有吉「『おしゃべりクソ野郎』」
宮迫「(大受け)」
蛍原「おい、それオマエだけのことやろ、オマエが思ってることやろ」
有吉「つき始めてるんです、注意しましょう!」
品川「おしゃべりクソ野郎で売れないでしょう」
ケンコバ「…クソヤロウ(笑)」
宮迫「ああ、面白い」
蛍原「じゃ庄司は?庄司」
有吉「ああそうですね、これは『筋肉クソバカ野郎」(笑)
庄司「筋肉クソバカヤロウってどういうことですか。オレ、クソバカヤロウですか。なんでオレ、バカ入るんだよ」
蛍原「品川庄司どないなん、コンビとして」
つぶやき「言ってくれる人いないよ、こういうこと」
蛍原「ケンコバさんは?」
有吉「『プロレスひげ野郎』」
ケンコバ「あ、全然おもろないやないか」

◆感想
アメトーーク史上に残る面白名講義です。「一発屋」が「笑い」に昇華して、爽快でした。今回登場の売れっ子の皆さんの中で最も旬なムーディさんが、終始神妙な面もちで、一発屋BIG3の優勢が際立つ結果となりました。有吉さんのネーミングのセンスは素晴らしい。世の縮図を見る思いで、爆笑し、大拍手を送りました。

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2 コメント

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リアルタイムで見ましたが (札幌の不動産屋日記)
2007-09-04 23:21:46
おしゃべりクソ野郎のあたりは面白すぎて腹を抱えて笑いました。
さらに、筋肉クソバカ野郎のところで、息が苦しくなり、止むを得ず、チャンネルを変えました。
30秒後、チャンネルを戻すと、ケンコバのところで、面白くなかったので、助かりました。
数多くの番組を見てきましたが、史上最高に面白かったと言っていいでしょう。
再放送を期待します。
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世間のイメージ (落花生)
2007-09-12 02:13:28
>札幌の不動産屋日記さん
よくぞ言ってくれたというネーミングでした。
チャンネル戻してよかったですね。
またやってほしい企画です。
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