『とんねるずのみなさんのおかげでした』
6月19日(木)21:00-21:54 フジテレビ
トークダービー
MC 石橋貴明 高島彩
ベッター モト冬樹
本日の出走馬
1 芸能界の隠れたトーク王 東京
木梨憲武 牡46
2 カツゼツは悪いがトークは一流 東京
矢作兼 牡36
3 アゴの力よりトークの力で勝負 広島
有吉弘行 牡34
4 低音ボイスと本の印税で大ブレーク 大阪・京都
麒麟(田村裕・川島明) 牡28・牡29
◆お題 1
「結構びっくりしちゃった話」
1 木梨「新宿!!」 3倍
2 矢作「マッコイD」 4倍
↑モト冬樹5000点ベット
3 有吉「ザ・シーク」 6倍
4 川島「サイコロ」 5倍
石橋「有吉くんなんか全くわからないんです。ただ哀川翔さんのマネはすごいうまいって。ちょっと聞きたい」
一同「聞きたい」
石橋「哀川翔さんがカブトムシを食べるネタっていうのをお願いします」
有吉「『勝俣よ、カブトムシとクワガタどっちがうまいかって言ったら、断然カブトムシのほうがうまいぞ』」
一同「似てるー」
高島「正解です!」
◇「サイコロ」→○正解
◇「ザ・シーク」
有吉「ボク当時、大仁田厚さんっていうプロレスラーが大好きでして、大仁田さんがやってるFMWっていう団体を応援してたんですよ。そこで当時、悪役として活躍してたのが、このアラビアの怪人、ザ・シークという選手で。ボクら、もう許せなかったんです、ザ・シークが。それで実際に現場の会場に行って、ザ・シークを攻撃して、大仁田さんの少しフォローをしようと。で、ザ・シークが暴れ回ってるところを学生カバンで、こう殴りかかったんですよ。そしたらカバンの中身が全部出ちゃいまして、バサーッと。で、いっぱいのお客さんの人混みの中で、教科書拾ったり、筆箱拾ったりやってましたら、ワァーッと会場が盛り上がってるんです。もう、なんだと、リング上、パッと見てみたら、ザ・シークがボクのコンパスを持って、大仁田さんを血だるまにしてるんです。(笑) それで大仁田さん試合に負けちゃいまして、それでそのあとシークの弟子のサブーって言う人がボクにコンパスを返しに来てくれたんです。だからもう会場でボク、総スカンで、大変だったっていう話です」
高島「正解です!」
◇「新宿!!」→○正解
◇「マッコイD」→×不正解
◆お題 2
「私の周りの面白人間話」
1 木梨「ごめんね!」 3倍
2 矢作「世界3大美女」 7倍
↑モト冬樹3000点ベット
3 有吉「鉄人」 4倍
4 田村「デート」 4倍
◇「鉄人」
有吉「小学生のときに、広島出身なんで、広島東洋カープを応援してるんですけども、ボクらのクラスメートの中で、衣笠がちょっと生意気じゃねーかと。(笑) たいした成績残してないのに、そのデッドボールとか連続試合出場記録で、あんなにみんなから称賛されて生意気だって話になりまして。ファン感謝祭のイベントがあったんですよ。そこで衣笠選手とかと握手できるっていうんで、じゃそこに行こうと。それでたいしたことなかったら、もうやっちまおうぜっていう話になりまして(笑)」
矢作「(笑)最悪」
有吉「で、みんなちょっとなんですか、手につけるベアナックルとか用意して、行ったんですよ。いざグランドにおりて衣笠を前にすると、ヤーさすが鉄人、やっぱ凄い迫力なんですよ。それでちょっともう手は出せないっていう感じでビビっちゃいまして、みんな。おとなしくみんな握手してたんですけども、やっぱどうしてもちょっとシャクにさわるんで、握手のときにこっち(右手)握手して、こっち(左手)でツネってやろうと。で、鉄人をこうツネったら、あの鉄人が『痛い痛い痛い、痛いよー』と。なにが鉄人だと(笑)っていう話です」
高島「正解です!」
(「つねれば痛いですよ、そりゃ」)
石橋「凄いですからね、鉄人。鉄人は今でも肉しか喰わないんですよ(笑)。ほんとにオレ1回、沖縄で焼肉いっしょに喰ったの。肉しか喰わないの」
◇「デート」→○正解
◇「ごめんね!」→○正解
◇「世界3大美女」→×不正解
◆最後のお題
「世にも奇妙な世間話」
1 木梨「ごめんね!」 4倍
2 矢作「CA」 20倍
3 有吉「毛虫の息子」 4倍
4 川島「ハチ」 4倍
(ここで、持ち点が少なくなったモト冬樹のために、特別ルールで、モノマネをしたら5000点にするということで、モト冬樹がさだまさしのマネをするが、不正解になり、有吉が哀川翔の別のマネをすることに)
有吉「『あのー、メダカをね、一万匹獲ってきたんでねー、何匹かいる?』」
高島「正解です!」
有吉「先日ご自宅で本当に言われまして…」(笑)
高島「実話ですか!」
有吉「ええ、実話でございます」
モト冬樹 特別ボーナス
3000点プレゼント
◇「ハチ」→○正解
◇「毛虫の息子」
有吉「うちのおふくろの話なんですけども、うちのおふくろはすごい常識人で、おとなしい、ほんとに普通のお母さんなんですけども、なぜか脇毛を剃らないんですよ。あのー、すごいボーボーなんですよ。それでボーボーだからTシャツとか着りゃあいいんですけど、なんか好き好んでノースリーブを着るんですよ。だから洗濯とかしてると、恥ずかしくてしょうがないんですよ、もう。ある日、授業参観にまたおふくろがノースリーブで現れまして、何を思ったのか授業中に、『すいません先生』と(手を上げて)質問したもんですから、脇毛が出ちゃってるんですけど、みんな、生徒が後ろを振り返ってざわついちゃったんですよ。お母さんに脇毛が生えてるなんて、小学校4年生は思ってないんで。で、ざわざわ、ざわざわーとざわついて、もうクラス中がざわざわしてたら、先生が『騒ぐな!毛虫だ!』と言ったんです」(笑)
高島「正解でーす!」
有吉「それから、毛虫の息子というふうに呼ばれております」(笑)
高島「いやでも、先生がなんか心の優しさっていうのが、すごくいい話」
◇「ごめんね!」→○正解
◇「CA」→×不正解
◆というわけで
かれこれ5ヵ月前の放送を紹介しました。有吉さんはこのとんねるずの番組では、この回の直前に、「ムダベストテン」というコーナーで、笑撃のアゴ力を披露していました。思えば、猿岩石のころから「体力系芸人」と称されることが多く、体を張った企画で活躍していました。「リンたま」や「虎ノ門」における柔道、また「タモリ倶楽部」でも格闘技関係で出演していました。「内P」でもその流れで体によるアピール、姿と動きで楽しさを表現し、愛嬌のある表情と無邪気な仕草の「猫男爵」は愛すべき存在となり、「裸芸人」と呼ばれた時期もありました。ダチョウ倶楽部とともに極限のリアクションを見せつけ、時には思い切った攻撃性で他を圧倒する、たぐいまれな暴力系芸人でもありました。
ですから、ここでもまた「驚異のアゴ力男」系統が続くのかと思ったら、この「トークダービー」で、トーク力炸裂です。かくして、体と舌、両面の暴力をふるうマルチな能力をストレートに発揮できる場が提供されたわけで、ようやく世間の評価が才能に追いつき始めました。昨今は主に舌の暴力、つまり毒舌芸人として広く認知されることとあいなりました。加えて、どう見ても「ドS」だろうという認識を裏切るかのように、「怒りオヤジ3」や「ゴッドタン」では真の「ドM」の使者として、周囲を言いくるめて、ニセMの鎮圧に尽力し、みずからMの実体を白日のもとにさらしているのです。
「トークダービー」は、できる人とダメな人との対比も見どころのひとつです。有吉さんは、お題を3つとも正解し、トークがフルでオンエアされ、「哀川翔」のモノマネまで見せて、できる人、すなわち、きちんと面白人間であることを証明しました。古くからのファンにとっては、長年の鬱積を晴らし、溜飲の下がる展開でした。
6月19日(木)21:00-21:54 フジテレビ
トークダービー
MC 石橋貴明 高島彩
ベッター モト冬樹
本日の出走馬
1 芸能界の隠れたトーク王 東京
木梨憲武 牡46
2 カツゼツは悪いがトークは一流 東京
矢作兼 牡36
3 アゴの力よりトークの力で勝負 広島
有吉弘行 牡34
4 低音ボイスと本の印税で大ブレーク 大阪・京都
麒麟(田村裕・川島明) 牡28・牡29
◆お題 1
「結構びっくりしちゃった話」
1 木梨「新宿!!」 3倍
2 矢作「マッコイD」 4倍
↑モト冬樹5000点ベット
3 有吉「ザ・シーク」 6倍
4 川島「サイコロ」 5倍
石橋「有吉くんなんか全くわからないんです。ただ哀川翔さんのマネはすごいうまいって。ちょっと聞きたい」
一同「聞きたい」
石橋「哀川翔さんがカブトムシを食べるネタっていうのをお願いします」
有吉「『勝俣よ、カブトムシとクワガタどっちがうまいかって言ったら、断然カブトムシのほうがうまいぞ』」
一同「似てるー」
高島「正解です!」
◇「サイコロ」→○正解
◇「ザ・シーク」
有吉「ボク当時、大仁田厚さんっていうプロレスラーが大好きでして、大仁田さんがやってるFMWっていう団体を応援してたんですよ。そこで当時、悪役として活躍してたのが、このアラビアの怪人、ザ・シークという選手で。ボクら、もう許せなかったんです、ザ・シークが。それで実際に現場の会場に行って、ザ・シークを攻撃して、大仁田さんの少しフォローをしようと。で、ザ・シークが暴れ回ってるところを学生カバンで、こう殴りかかったんですよ。そしたらカバンの中身が全部出ちゃいまして、バサーッと。で、いっぱいのお客さんの人混みの中で、教科書拾ったり、筆箱拾ったりやってましたら、ワァーッと会場が盛り上がってるんです。もう、なんだと、リング上、パッと見てみたら、ザ・シークがボクのコンパスを持って、大仁田さんを血だるまにしてるんです。(笑) それで大仁田さん試合に負けちゃいまして、それでそのあとシークの弟子のサブーって言う人がボクにコンパスを返しに来てくれたんです。だからもう会場でボク、総スカンで、大変だったっていう話です」
高島「正解です!」
◇「新宿!!」→○正解
◇「マッコイD」→×不正解
◆お題 2
「私の周りの面白人間話」
1 木梨「ごめんね!」 3倍
2 矢作「世界3大美女」 7倍
↑モト冬樹3000点ベット
3 有吉「鉄人」 4倍
4 田村「デート」 4倍
◇「鉄人」
有吉「小学生のときに、広島出身なんで、広島東洋カープを応援してるんですけども、ボクらのクラスメートの中で、衣笠がちょっと生意気じゃねーかと。(笑) たいした成績残してないのに、そのデッドボールとか連続試合出場記録で、あんなにみんなから称賛されて生意気だって話になりまして。ファン感謝祭のイベントがあったんですよ。そこで衣笠選手とかと握手できるっていうんで、じゃそこに行こうと。それでたいしたことなかったら、もうやっちまおうぜっていう話になりまして(笑)」
矢作「(笑)最悪」
有吉「で、みんなちょっとなんですか、手につけるベアナックルとか用意して、行ったんですよ。いざグランドにおりて衣笠を前にすると、ヤーさすが鉄人、やっぱ凄い迫力なんですよ。それでちょっともう手は出せないっていう感じでビビっちゃいまして、みんな。おとなしくみんな握手してたんですけども、やっぱどうしてもちょっとシャクにさわるんで、握手のときにこっち(右手)握手して、こっち(左手)でツネってやろうと。で、鉄人をこうツネったら、あの鉄人が『痛い痛い痛い、痛いよー』と。なにが鉄人だと(笑)っていう話です」
高島「正解です!」
(「つねれば痛いですよ、そりゃ」)
石橋「凄いですからね、鉄人。鉄人は今でも肉しか喰わないんですよ(笑)。ほんとにオレ1回、沖縄で焼肉いっしょに喰ったの。肉しか喰わないの」
◇「デート」→○正解
◇「ごめんね!」→○正解
◇「世界3大美女」→×不正解
◆最後のお題
「世にも奇妙な世間話」
1 木梨「ごめんね!」 4倍
2 矢作「CA」 20倍
3 有吉「毛虫の息子」 4倍
4 川島「ハチ」 4倍
(ここで、持ち点が少なくなったモト冬樹のために、特別ルールで、モノマネをしたら5000点にするということで、モト冬樹がさだまさしのマネをするが、不正解になり、有吉が哀川翔の別のマネをすることに)
有吉「『あのー、メダカをね、一万匹獲ってきたんでねー、何匹かいる?』」
高島「正解です!」
有吉「先日ご自宅で本当に言われまして…」(笑)
高島「実話ですか!」
有吉「ええ、実話でございます」
モト冬樹 特別ボーナス
3000点プレゼント
◇「ハチ」→○正解
◇「毛虫の息子」
有吉「うちのおふくろの話なんですけども、うちのおふくろはすごい常識人で、おとなしい、ほんとに普通のお母さんなんですけども、なぜか脇毛を剃らないんですよ。あのー、すごいボーボーなんですよ。それでボーボーだからTシャツとか着りゃあいいんですけど、なんか好き好んでノースリーブを着るんですよ。だから洗濯とかしてると、恥ずかしくてしょうがないんですよ、もう。ある日、授業参観にまたおふくろがノースリーブで現れまして、何を思ったのか授業中に、『すいません先生』と(手を上げて)質問したもんですから、脇毛が出ちゃってるんですけど、みんな、生徒が後ろを振り返ってざわついちゃったんですよ。お母さんに脇毛が生えてるなんて、小学校4年生は思ってないんで。で、ざわざわ、ざわざわーとざわついて、もうクラス中がざわざわしてたら、先生が『騒ぐな!毛虫だ!』と言ったんです」(笑)
高島「正解でーす!」
有吉「それから、毛虫の息子というふうに呼ばれております」(笑)
高島「いやでも、先生がなんか心の優しさっていうのが、すごくいい話」
◇「ごめんね!」→○正解
◇「CA」→×不正解
◆というわけで
かれこれ5ヵ月前の放送を紹介しました。有吉さんはこのとんねるずの番組では、この回の直前に、「ムダベストテン」というコーナーで、笑撃のアゴ力を披露していました。思えば、猿岩石のころから「体力系芸人」と称されることが多く、体を張った企画で活躍していました。「リンたま」や「虎ノ門」における柔道、また「タモリ倶楽部」でも格闘技関係で出演していました。「内P」でもその流れで体によるアピール、姿と動きで楽しさを表現し、愛嬌のある表情と無邪気な仕草の「猫男爵」は愛すべき存在となり、「裸芸人」と呼ばれた時期もありました。ダチョウ倶楽部とともに極限のリアクションを見せつけ、時には思い切った攻撃性で他を圧倒する、たぐいまれな暴力系芸人でもありました。
ですから、ここでもまた「驚異のアゴ力男」系統が続くのかと思ったら、この「トークダービー」で、トーク力炸裂です。かくして、体と舌、両面の暴力をふるうマルチな能力をストレートに発揮できる場が提供されたわけで、ようやく世間の評価が才能に追いつき始めました。昨今は主に舌の暴力、つまり毒舌芸人として広く認知されることとあいなりました。加えて、どう見ても「ドS」だろうという認識を裏切るかのように、「怒りオヤジ3」や「ゴッドタン」では真の「ドM」の使者として、周囲を言いくるめて、ニセMの鎮圧に尽力し、みずからMの実体を白日のもとにさらしているのです。
「トークダービー」は、できる人とダメな人との対比も見どころのひとつです。有吉さんは、お題を3つとも正解し、トークがフルでオンエアされ、「哀川翔」のモノマネまで見せて、できる人、すなわち、きちんと面白人間であることを証明しました。古くからのファンにとっては、長年の鬱積を晴らし、溜飲の下がる展開でした。