『ダチョ・リブレ #29』 ばっかス 7月29日(日)17:30-18:00 CS朝日
N「2007年夏、あの名物番組によく似た夜会が、再び開かれていた!好評につき、第2弾を迎えたこの企画は、太陽様を中心とした竜兵会の精鋭たちが、途中までは面白いのにオチのない話をする、ただそれだけの至ってシンプルな企画。前回の『most valuable オチのない話』(MVO)は、こちら」
肥後克広のオチのない話「家族の話」
→4/15放送「ダチョ・リブレ#14」(フェアリーフライ・4/18)
N「改めて今回のオチのない話を綴る精鋭たちは」
オチない話の真髄を極めたキングオブオチがない、上島竜兵。
その笑顔に隠された巧妙な計算、切れ味ある話を自在に操る、肥後克広。
鋭い観点から繰り広げる話術界の匠、土田晃之。
竜兵会の大頭脳とも言われる、太陽様の座付き作家、安田和博。
その無鉄砲さが引き起こす、未知なる笑いの伝道師、有吉弘行。
さあ今回は初参戦、実体験を元にした自虐的オチのない話のスペシャリスト、ヤマザキモータース。
独創的な語り口からオチのない話を繰り出す、こちらも初参戦、インジョンすぎ。
いつもどおり話せば問題なし、ミスターオチがないこと、ノッチ。
N「もちろん彼らがお送りする話は、すべて実話である」
竜兵上島のオチのない話2
ルール
全員の名前が書かれたサイコロを振り、出た目の人がオチのない話をする。
「オチのない話」であれば、同じ話を何度してもよい。
1 安田和博のオチのない話 『救急病院にて』
2 土田晃之のオチのない話 『専業主婦を体験』
土田「僕、4人目の子供ができまして、皆さんも知ってると思いますけども、先月1ヵ月、専業主婦したんです。仕事を全部休みにして。レギュラーが2個だけあったんで、それだけはやってるけど、ほとんどあとは家にいて。そうすると皆さん、家事とかやったことないし、子供いる人も少ないからわからないと思いますけど、お弁当つくるのとか、うちの嫁、今まで嘘ついてたことがいっぱいわかるわけです。いざ専業主婦やってみると。たとえば、お弁当つくらなきゃいけないから、その日は5時半に起きるとか言ってたんですけど、いまお弁当つくろうと思ったら5分から10分あればできるわけですよ」
一同「ほ-(感心)」
土田「たとえば、さとうのごはんでもいいわけです。あれだったら2分半あっためればいい。おかずは全部、たとえば唐揚げとかも切って2分ぐらいチンしたら、カリッカリに揚がるわけです。ひじきとかに関しては自然解凍だから、そのまま弁当に入れればそれでいいんです。ね、すごい楽なんです。あと、食洗機っていうのがあるんです。昔、ネプチューンの原田に買ってもらったんですが、あんなんだって食器とか片付けられないっていうのも、普通に入れて洗剤タラッとたらして、ボタン押すだけで乾燥までしてくれるんです。あとね、びっくりしたのが、皆さんももちろんダスキンって知ってると思いますけど、ダスキンをナメちゃいけないってことなんです。みんなのイメージだと、ダスキンってモップでね、黄色いイメージあるでしょ。いまは紫なんです、ダスキン」
上島「ええ!紫なんだ、いま」
土田「そこ、そんなに驚くところですか。ハンパないですよ。ホコリとる能力。3ヵ月で新品と交換してくれるんですけど、すごいです。主婦やってると新たな発見が多いんです。そういうのを知ってると、家事がどんどん楽しくなる。家事ってすげえ面白いんですけど、ただね、洗濯物たたむっていうことだけは、難しいんだよね」
有吉「今日も情報満載ですね。オチのない話の中でも、これは情報系と呼ばれる」
3 すぎのオチのない話 『金融会社に配達』
4 ノッチのオチのない話 『同級生のアイバラ君』
5 有吉弘行のオチのない話 『町長選挙』
有吉「うちの町で、3万人ぐらいの熊野町っていう町なんですけど、町長選挙がありまして。現職の、いまやってる方と。新人の、新しい方と。もう1人、『K』候補っていうのが出まして。『K』候補っていうのは、大家族のお父さんで有名でして、9人家族のいちばん上のお父さんで。お仕事とかは、されてない方で、特に人望もあるかって言ったら、そんなに無いわけで。その人が急に町長選挙に立候補されまして。選挙ポスターあるじゃないですか、あそこへの写真もスナップ写真で」
一同「(笑)」
有吉「普通の庭で、こうピースしてる写真を家族総出で、9人いますから、貼ってるんですよ。その『K』候補は9人家族ですから、あと親戚も『K』さんって、うちの町はけっこういっぱいいる名前で、親戚は多いんです。それでね、選挙やってると速報が入るわけですよ、町内放送で。『N』候補、3780票。『Y』候補、2850票。『K』候補、0票!」
一同「(笑)」
有吉「その9票すら入っていない。『れいひょう』って言ったとき、もう町中、爆笑。で、それ途中経過ですから。で、最終的にビックリですよ。現職の『N』候補が、なんと新人の『Y』候補に敗れたっていうんですから!」
土田「さすが有吉さん。これ歴代の中で一番じゃないですか。中盤のツカミもあり、最後のオチも。これは素晴らしかったわ」
上島「構成だな、話の。やっぱり」
6 ノッチのオチのない話 『同級生のアイバラ君』
7 上島竜兵のオチのない話 『安田と飲んでいた時の話』
上島「この間の話なんですけど、安田君とよく飲みに行く店があって、そば屋なんですけど、朝5時までやってて、お酒なんかもあって、みんなもチョコチョコ行ったことがあると思うんだけど。そこで夜10時ごろから、朝方ぐらいまで飲んでたんだけど。客は僕と安田君と、奥にもう1組いたんですよ。でもそれが男なのか女なのか、そういうのはちょっとあんまりわかんなかったんで、話し声を聞いて男2人だろうなと、そんな感じがしてたんですけども。ま、それでこうずっと飲んでて、ほら先輩後輩だから、俺がバカなこと言ったら、安田が、『なに言ってんだコノヤロー』とか、先輩後輩関係なく、そういうツッコミって入れるじゃないですか。皆さんもそうでしょう?それが芸人の世界じゃないですか。で安田君もバンバンバンバン俺にそういうツッコミを入れたり、『面白くねえんだよオマエは』とか、ウァーって笑ったりしてたわけです。で安田君がトイレに行きました。俺、それを待ってたら、その隙にその奥の席にいた2人のうちの1人が出てきて、『上島さん、俺、あんたのファンなんです』、『あ、そうですか、ありがとうございます』、『それはわかるんだけどね、あのあんたの一緒に飲んでるの、なんだあれ。失礼だろ!先輩なのに、なんだよ、オマエのこと面白くないとか、このバカヤローとか、クソバカヤローとか、そういうことまで言うんだ。あんたも言ってやんなさいよ。あんたが言わないんなら、俺がなんとかする』 わぁっヤバイことになってきたなと。そうしたら安田がトコトコって戻ってきた。そこで安田にも噛みついて、『おい、オマエ後輩のくせになんで上島のことをバカだとか、そんなことばっかり言ってんだバカヤロー。え、バカバカって言うオマエがバカだ。上島、バカじゃないぞ』 上島バカじゃないぞって、そいつも俺のこと、上島バカじゃないって言ってんだけど。それも気にしながら、でも安田も酒、入ってるから、短気になっちゃいけないから、『まあまあ安田、ごめんごめんごめん。すいませんすいません、安田。こいつは後輩だから。芸人っていうのは、そういうような感じでコミュニケーションとるんです』と。『すいませんすいませんすいません』って言ったら、『いや、あやまられても。わたしは上島さんの味方してるんだよ』と。『こんな後輩、後輩じゃないよ』と。『あんたのことボロクソに言って』 そうしたら、連れだったんだろうな、松葉杖ついたヤツが来て、『もうやめよ、もうやめよ。あやまってんだから』 その松葉杖ついたヤツに、『やめような。オマエ、足ケガしてたけど、俺、忘れてた』 で帰って行ったんだけどね、その2人は。で、そのあと店長に、『今度からああいう客がいたら、もう来ないからね』と。『ちゃんとして下さいよ』と。そうしたら店長が、『酒、入んなかったら、あの人はいい人なんですよ』と。ああ、やっぱり酒っていうのは人間変えると。飲みすぎには注意して下さいと、そういう話です」
土田「オチへんって言うか、オチ途中から探し始めましたよね。周りに悟られちゃうというのが…」
上島「バレましたか。スパッと行くはずだったんだけど、みんなの表情見てたら、これじゃいけないと」
N「話に迷いのあった今日の太陽様は、くもり!」
N「2007年夏、あの名物番組によく似た夜会が、再び開かれていた!好評につき、第2弾を迎えたこの企画は、太陽様を中心とした竜兵会の精鋭たちが、途中までは面白いのにオチのない話をする、ただそれだけの至ってシンプルな企画。前回の『most valuable オチのない話』(MVO)は、こちら」
肥後克広のオチのない話「家族の話」
→4/15放送「ダチョ・リブレ#14」(フェアリーフライ・4/18)
N「改めて今回のオチのない話を綴る精鋭たちは」
オチない話の真髄を極めたキングオブオチがない、上島竜兵。
その笑顔に隠された巧妙な計算、切れ味ある話を自在に操る、肥後克広。
鋭い観点から繰り広げる話術界の匠、土田晃之。
竜兵会の大頭脳とも言われる、太陽様の座付き作家、安田和博。
その無鉄砲さが引き起こす、未知なる笑いの伝道師、有吉弘行。
さあ今回は初参戦、実体験を元にした自虐的オチのない話のスペシャリスト、ヤマザキモータース。
独創的な語り口からオチのない話を繰り出す、こちらも初参戦、インジョンすぎ。
いつもどおり話せば問題なし、ミスターオチがないこと、ノッチ。
N「もちろん彼らがお送りする話は、すべて実話である」
竜兵上島のオチのない話2
ルール
全員の名前が書かれたサイコロを振り、出た目の人がオチのない話をする。
「オチのない話」であれば、同じ話を何度してもよい。
1 安田和博のオチのない話 『救急病院にて』
2 土田晃之のオチのない話 『専業主婦を体験』
土田「僕、4人目の子供ができまして、皆さんも知ってると思いますけども、先月1ヵ月、専業主婦したんです。仕事を全部休みにして。レギュラーが2個だけあったんで、それだけはやってるけど、ほとんどあとは家にいて。そうすると皆さん、家事とかやったことないし、子供いる人も少ないからわからないと思いますけど、お弁当つくるのとか、うちの嫁、今まで嘘ついてたことがいっぱいわかるわけです。いざ専業主婦やってみると。たとえば、お弁当つくらなきゃいけないから、その日は5時半に起きるとか言ってたんですけど、いまお弁当つくろうと思ったら5分から10分あればできるわけですよ」
一同「ほ-(感心)」
土田「たとえば、さとうのごはんでもいいわけです。あれだったら2分半あっためればいい。おかずは全部、たとえば唐揚げとかも切って2分ぐらいチンしたら、カリッカリに揚がるわけです。ひじきとかに関しては自然解凍だから、そのまま弁当に入れればそれでいいんです。ね、すごい楽なんです。あと、食洗機っていうのがあるんです。昔、ネプチューンの原田に買ってもらったんですが、あんなんだって食器とか片付けられないっていうのも、普通に入れて洗剤タラッとたらして、ボタン押すだけで乾燥までしてくれるんです。あとね、びっくりしたのが、皆さんももちろんダスキンって知ってると思いますけど、ダスキンをナメちゃいけないってことなんです。みんなのイメージだと、ダスキンってモップでね、黄色いイメージあるでしょ。いまは紫なんです、ダスキン」
上島「ええ!紫なんだ、いま」
土田「そこ、そんなに驚くところですか。ハンパないですよ。ホコリとる能力。3ヵ月で新品と交換してくれるんですけど、すごいです。主婦やってると新たな発見が多いんです。そういうのを知ってると、家事がどんどん楽しくなる。家事ってすげえ面白いんですけど、ただね、洗濯物たたむっていうことだけは、難しいんだよね」
有吉「今日も情報満載ですね。オチのない話の中でも、これは情報系と呼ばれる」
3 すぎのオチのない話 『金融会社に配達』
4 ノッチのオチのない話 『同級生のアイバラ君』
5 有吉弘行のオチのない話 『町長選挙』
有吉「うちの町で、3万人ぐらいの熊野町っていう町なんですけど、町長選挙がありまして。現職の、いまやってる方と。新人の、新しい方と。もう1人、『K』候補っていうのが出まして。『K』候補っていうのは、大家族のお父さんで有名でして、9人家族のいちばん上のお父さんで。お仕事とかは、されてない方で、特に人望もあるかって言ったら、そんなに無いわけで。その人が急に町長選挙に立候補されまして。選挙ポスターあるじゃないですか、あそこへの写真もスナップ写真で」
一同「(笑)」
有吉「普通の庭で、こうピースしてる写真を家族総出で、9人いますから、貼ってるんですよ。その『K』候補は9人家族ですから、あと親戚も『K』さんって、うちの町はけっこういっぱいいる名前で、親戚は多いんです。それでね、選挙やってると速報が入るわけですよ、町内放送で。『N』候補、3780票。『Y』候補、2850票。『K』候補、0票!」
一同「(笑)」
有吉「その9票すら入っていない。『れいひょう』って言ったとき、もう町中、爆笑。で、それ途中経過ですから。で、最終的にビックリですよ。現職の『N』候補が、なんと新人の『Y』候補に敗れたっていうんですから!」
土田「さすが有吉さん。これ歴代の中で一番じゃないですか。中盤のツカミもあり、最後のオチも。これは素晴らしかったわ」
上島「構成だな、話の。やっぱり」
6 ノッチのオチのない話 『同級生のアイバラ君』
7 上島竜兵のオチのない話 『安田と飲んでいた時の話』
上島「この間の話なんですけど、安田君とよく飲みに行く店があって、そば屋なんですけど、朝5時までやってて、お酒なんかもあって、みんなもチョコチョコ行ったことがあると思うんだけど。そこで夜10時ごろから、朝方ぐらいまで飲んでたんだけど。客は僕と安田君と、奥にもう1組いたんですよ。でもそれが男なのか女なのか、そういうのはちょっとあんまりわかんなかったんで、話し声を聞いて男2人だろうなと、そんな感じがしてたんですけども。ま、それでこうずっと飲んでて、ほら先輩後輩だから、俺がバカなこと言ったら、安田が、『なに言ってんだコノヤロー』とか、先輩後輩関係なく、そういうツッコミって入れるじゃないですか。皆さんもそうでしょう?それが芸人の世界じゃないですか。で安田君もバンバンバンバン俺にそういうツッコミを入れたり、『面白くねえんだよオマエは』とか、ウァーって笑ったりしてたわけです。で安田君がトイレに行きました。俺、それを待ってたら、その隙にその奥の席にいた2人のうちの1人が出てきて、『上島さん、俺、あんたのファンなんです』、『あ、そうですか、ありがとうございます』、『それはわかるんだけどね、あのあんたの一緒に飲んでるの、なんだあれ。失礼だろ!先輩なのに、なんだよ、オマエのこと面白くないとか、このバカヤローとか、クソバカヤローとか、そういうことまで言うんだ。あんたも言ってやんなさいよ。あんたが言わないんなら、俺がなんとかする』 わぁっヤバイことになってきたなと。そうしたら安田がトコトコって戻ってきた。そこで安田にも噛みついて、『おい、オマエ後輩のくせになんで上島のことをバカだとか、そんなことばっかり言ってんだバカヤロー。え、バカバカって言うオマエがバカだ。上島、バカじゃないぞ』 上島バカじゃないぞって、そいつも俺のこと、上島バカじゃないって言ってんだけど。それも気にしながら、でも安田も酒、入ってるから、短気になっちゃいけないから、『まあまあ安田、ごめんごめんごめん。すいませんすいません、安田。こいつは後輩だから。芸人っていうのは、そういうような感じでコミュニケーションとるんです』と。『すいませんすいませんすいません』って言ったら、『いや、あやまられても。わたしは上島さんの味方してるんだよ』と。『こんな後輩、後輩じゃないよ』と。『あんたのことボロクソに言って』 そうしたら、連れだったんだろうな、松葉杖ついたヤツが来て、『もうやめよ、もうやめよ。あやまってんだから』 その松葉杖ついたヤツに、『やめような。オマエ、足ケガしてたけど、俺、忘れてた』 で帰って行ったんだけどね、その2人は。で、そのあと店長に、『今度からああいう客がいたら、もう来ないからね』と。『ちゃんとして下さいよ』と。そうしたら店長が、『酒、入んなかったら、あの人はいい人なんですよ』と。ああ、やっぱり酒っていうのは人間変えると。飲みすぎには注意して下さいと、そういう話です」
土田「オチへんって言うか、オチ途中から探し始めましたよね。周りに悟られちゃうというのが…」
上島「バレましたか。スパッと行くはずだったんだけど、みんなの表情見てたら、これじゃいけないと」
N「話に迷いのあった今日の太陽様は、くもり!」