『ものまねグランプリ~ザ・サバイバル~』
9月21日(火)19:00-22:48 日本テレビ
MC
名倉潤・原田泰造・堀内健(ネプチューン)
松本志のぶ(日本テレビアナウンサー)
N「Hブロック3組目は、毒舌芸人、有吉弘行!」
◇事前インタビュー
有吉「ものまねが似てないっていう(笑)決定的なものがあります。でも正統派とやったとき、意外と勝率がいいんで、ちょっと頑張りたいですね、はい」
N「きょうのネタは、地井武男のものまね。『ちい散歩』を有吉がどう料理するのか!」
有吉ワールド全開!
「ちい散歩」を有吉がどう料理するのか!?
◇有吉弘行によるものまね『ちい散歩』
声「地井武男さん、入られまーす」
ものまね ちい散歩
有吉「オレ、きょう散歩しないよ。散歩したくないもん。なんかダルいのよ。なんかもう。膝に水たまってるのかなあ。たまってないけどね、たまってる感じがするっていうのあるしよ。肩もね、なんかあんまり上がらないし。ま、上がるんだけどさ、上がんない感じがするっていうのがあるから。ちょっとあんまり、なんていうか、ほんと言っちゃえばね、もう『ちい散歩』ね、やめたいんだよね」(笑)
有吉「なんか散歩してるとさ、老人扱いされんのよね。やっぱり、けっこう歩かされちゃってるから、やせてきっちゃってるでしょ。やせると、やっぱりフケるでしょう。だから、ちょっとな、っていうのもあるしな。なんかほら、帽子かぶって歩いてるから、蒸れちゃうじゃない。どうしてもハゲてきちゃってる。ハゲてないんだけどな。ハゲた感じがするなあっていうのがあるからさ」
有吉「なんか役者の仕事をしててもさ、やっぱり老人っていうイメージがついちゃってるから、老人の役しか来ないわけよ。こっちはさ、バリバリやっぱり学生の役とかやっていきたいんだけどな。イメージがついちゃってるから、どうしても老人の役しか来ないから。やっぱり幅がな、せばまっちゃってるから」
有吉「そういう意味で、なんだろうな。慰謝料?…っていうんじゃないっていうか、補償金?っていう意味でね、ちょっとあの、ギャラを上げてもらえるとね、いいかなあっていうの、あるんだよね。ま、お互い気持ちいいじゃない、そのほうが。ギャラを上げてもらうと、オレも割り切って歩いちゃうしさ、いっぱい歩くよ。もう走っちゃう、ね。『ちい走リ』になっちゃうか。…笑わねえなあ、おい。笑わねえなあ~!」
有吉「だからさ、バラエティだからさ、楽しい雰囲気でやりたいのよ。やっぱり視聴者、何が見たいかって言ったら、オレが楽しくしてるのを見たいわけ。オレが楽しそうだったら、『地井さん楽しそうだなあ』って、なっちゃうから。だからさ、なんかそうだな、一歩、歩くごとにギャラが発生するとかさ(笑)、千円ぐらいでいいじゃない。そしたらオレ、いっぱい歩いちゃうから。いや、カネのこと言ってるんじゃないのよ。カネのこと言ってるんじゃないんだ」
有吉「中国にね、三国志の時代、黄忠(こうちゅう)っていう弓の使い手のおじいさんがいたんだけどな。昔の話だからね、その若い奴らはね、バカにしてたんだよ、どうしてもな。それで、あの戦争のときもずっとバカにしてたんだけどさ、千人ぐらいの相手を倒したんだってよ。それで、その話を聞いた大将だよな、劉備(りゅうび)さんっていうんだけどな、劉備さんが黄忠、おじいちゃんだけど、よくやったねって言ってね、金銀財宝だったりとか、土地をやったんだってよ。だからさ、カネくれない?(笑) いや、いくら欲しいんだって言われると、いやらしい話になるけどな。オレも大人だからさ、『50、80、喜んで』ってわけにはいかないからねー。100万ちょうだい」
◇ものまね終わって
名倉「地井さん、そんなカネにうるさいか?」
有吉「うるさいですよ。まー、うるさいですよ」(笑)
原田「オマエ、あやまれ、地井さんに」
有吉「見ましたもん。見たんですもん。カネに汚いところを」(笑)
名倉「見てないやろ、オマエ」
有吉「(笑)…見てない…」
原田「オマエ、バカだな」(笑)
有吉「(笑)」
名倉「青木(隆治)はね、ホントすごかったねー」
松本「すごかったですねー」
名倉「ほんまに共演してるみたいでね」
有吉「ズルくないですか?」
名倉「えっ?」
有吉「中継だから、負けたときもスベったときも恥かかねえし。で、美空ひばりの映像。ほとんど美空ひばりが歌ってたし」
名倉「半分歌ってたよ」
有吉「どうしても(点を)入れちゃうでしょ」
名倉「それはわからへんよ」
有吉「ひばりさんの名前出したら入れちゃうでしょ(笑)、絶対そうだもん」
名倉「オマエもじゃあ、ひばりさんやれや」
有吉「あんなビッグネーム出すのズルい。オレ小物なのに。小物役だから」(笑)
名倉「小物役ってなんやね」
有吉「(笑)」
名倉「地井さんも大物やろ」
松本「青木さんと中継つながってますよ。青木さーん」
青木「どうもー」
有吉「どうもじゃないよバカ。どうもじゃねーんだよ。『ありがとうございました』からだろ」
名倉「隆治、隆治、よかったよ、すごい」
堀内「あれ何?すごいよね」
松本「すごくきれいに」
有吉「口パクだろ」
名倉「口パクとちゃうよ」
松本「ちゃんと歌ってらっしゃいましたよ」
有吉「(笑)」
原田「勝俣さん」
勝俣「やっぱね、青木くんの美空さんとのツーショットはトリハダだったんですよ。で、有吉、順番悪いなと思ったけど、有吉は見事に有吉のカラーに変えたよね」
有吉「わあー!ありがとうございます!」
勝俣「ボクは評価しますね、有吉を」
有吉「聞いたか!ほら!」
◇JUDGE
名倉「おかもとまりか、青木隆治か、有吉弘行か、スイッチをどうぞ!」
特別審査員+一般審査員
特別審査員
ローラ 谷村奈南 勝俣州和 吉川ひなの
益若つばさ 島崎和歌子 加藤夏希 石田純一
中川翔子 つんく♂ 三浦春馬 多部未華子
1 おかもとまり 55
2 青木隆治 65
3 有吉弘行 56
次回トーナメント出場権獲得
青木隆治
名倉「有吉も結構いったよ。一般審査員で負けたようなものよ」
堀内「一般審査員って、このスタジオにいる人でしょ?」
松本「そうです」
堀内「だって有吉くん、この場でやったのにな」
有吉「ライブの醍醐味わかってないんだよ!」
◆というわけで
有吉さんの「ものまね」を紹介しました。地井武男さんのものまねを見るのは二度目です。一度目は「結婚式のスピーチを考える地井さん」で、やっぱり面倒くさそうに、おかしな方向へいってしまう地井さんが面白かったです。今回はさらに進化して、深い闇に突入しておりました。もう神の目ですね。すごい。「似ていない」と謙遜されてましたが、地井さんの特徴をよくとらえていると思いました。ハスキーで、ちょっとしゃがれた声です。さばけた喋り方が人なつっこくて、チャーミングでした。
ものまね対決のお三方は、三者三様、白熱しておりまして、投票も接戦でした。ハイレベルな戦いのブロックでした。審査員に勝俣さんがいると心強いですね。私がもっと見たいなあと思っているのは、もちろん有吉さんのネタです。
「敗者復活投票」を受け付けているのは、次のサイトです。
→ものまねグランプリ