レンタルDVDにて。「うぶめのなつ」です。レンタル屋さんの棚で、同系列の作品として「八つ墓村」や「悪魔の手毬唄」などと共にあるのを発見しました。時にはこんな不気味で禍々しい世界に浸って、いっとき現実を忘れるのもよいものです。
京極夏彦原作。実相寺昭雄監督。出演が堤真一、永瀬正敏、阿部寛・・いい男ぞろい。ほかにも、原田知世、田中麗奈、清水美砂、篠原涼子、宮迫博之、松尾スズキ、恵俊彰、寺島進、堀部圭亮、三輪ひとみ、原知佐子、荒川良々、すまけい、いしだあゆみ、など豪華キャスト。
テレビでお馴染みの人も多く、他の作品の役とダブって見えたり、現代的で昭和27年のころの人には見えない人もいたりしますが、それゆえ、これは平成の最新作なんだなと実感できます。
怪奇ミステリの探偵役は飄々とした風貌で、物語の緩和剤的な役割であることが多いのですが、堤真一も涼しげで魅力的です。独特の世界観を語り、不可思議な現象も合理的に解き明かします。阿部寛は出番が少ないながら、大立ち回りを演じて存在感あります。いちばん難しそうで意外な役どころの永瀬正敏。事件とかかわって驚き戸惑う彼の姿は、謎に翻弄される観客の視点と重なります。
解説:“妖怪”という現象を切り口に、民俗学をベースにした過剰なほどの蘊蓄と大胆不敵な仕掛けでミステリー界に革命をもたらした京極夏彦衝撃のデビュー作にして、いまや数多くの熱狂的ファンを持つ“京極堂シリーズ”の第1作目でもある同名小説を実写映画化した怪奇ミステリー。戦後間もない東京を舞台に、“憑物落とし”の古書店主・京極堂とその仲間たちが、大病院を営む名家をめぐる奇々怪々な事件に挑んでいく。
日本情緒が色濃く、あやしく美しい画面です。ゆったりと恐ろしくも、わりと現実感が希薄な印象で、楽しめます。
京極夏彦原作。実相寺昭雄監督。出演が堤真一、永瀬正敏、阿部寛・・いい男ぞろい。ほかにも、原田知世、田中麗奈、清水美砂、篠原涼子、宮迫博之、松尾スズキ、恵俊彰、寺島進、堀部圭亮、三輪ひとみ、原知佐子、荒川良々、すまけい、いしだあゆみ、など豪華キャスト。
テレビでお馴染みの人も多く、他の作品の役とダブって見えたり、現代的で昭和27年のころの人には見えない人もいたりしますが、それゆえ、これは平成の最新作なんだなと実感できます。
怪奇ミステリの探偵役は飄々とした風貌で、物語の緩和剤的な役割であることが多いのですが、堤真一も涼しげで魅力的です。独特の世界観を語り、不可思議な現象も合理的に解き明かします。阿部寛は出番が少ないながら、大立ち回りを演じて存在感あります。いちばん難しそうで意外な役どころの永瀬正敏。事件とかかわって驚き戸惑う彼の姿は、謎に翻弄される観客の視点と重なります。
解説:“妖怪”という現象を切り口に、民俗学をベースにした過剰なほどの蘊蓄と大胆不敵な仕掛けでミステリー界に革命をもたらした京極夏彦衝撃のデビュー作にして、いまや数多くの熱狂的ファンを持つ“京極堂シリーズ”の第1作目でもある同名小説を実写映画化した怪奇ミステリー。戦後間もない東京を舞台に、“憑物落とし”の古書店主・京極堂とその仲間たちが、大病院を営む名家をめぐる奇々怪々な事件に挑んでいく。
日本情緒が色濃く、あやしく美しい画面です。ゆったりと恐ろしくも、わりと現実感が希薄な印象で、楽しめます。