アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

籾井会長を罷免せよ~元NHK職員172氏

2014年07月19日 | ドラミング
NHK籾井会長の居直りに視聴者の怒りが収まらないが、元NHK職員で著名なプロデューサー、アナウンサーなど172氏が、同会長の辞任もしくは、罷免を求めるとの声明を発表した。



これは、今朝のしんぶん赤旗が伝えたものだが、辞任を求める声が現場には渦巻いているという。

信頼のない人間がトップに君臨する組織の情報や番組を、誰が好んで視聴するだろうか。
さっさと辞めて欲しいものだ。
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いやはやの~澤田ふじ子著「大蛇の橋」

2014年07月19日 | 読書三昧
澤田さんのご本は、短編集しか読んでいなかったので、一度、長編を読んでみたいと町の図書室から借りて来た。



物語~篠山藩の大滝市郎助は、文武に秀でたハンサムな下級武士であったが、それが嫉みを生む。藩主の帰郷に際し催された「能」舞台で失態を演じさせられ、加えて、許嫁者が凌辱された上、扼殺されるという不幸に見舞われる・・・。

読了まで何日もかかったのに、その割には感動の薄い作品であった。

何故そうなるのか考えてみると、作者が物語を作り過ぎているからだと思った。つまり、何から何まで作者が物語に先回りしてあれこれを語り、作り込み過ぎるのだ。

これが、例えば、藤沢周平氏の作品などとどう異なるのか、昨日、彼の小説(直木賞受賞作「暗殺の年輪」)を借りて来て読み比べてみたのだが、藤沢作品の場合、主人公に大部分を語らせている。

つまり、主人公の目線で物事を見て、それを主人公がどう感じて行動したかを克明に綴っている。そうすることで、読者も主人公になったようなつもりになり(感情移入出来るから)、それだけ読了後の感動も大きくなるのだと思った。
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