アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

やられたらやり返す!~半沢直樹の人気

2013年08月27日 | ギャラリー
今日の新聞(朝日)にこんな川柳が載りました。

 ・倍返しみんなその気の月曜日

人気のテレビドラマ「半沢直樹」をご覧になった方々の(月曜日の)颯爽とした気分を詠んだものでしょう。

それにしても、視聴率が30%に届くかというドラマの登場は久しぶりです。
池井戸潤さんの同名小説のドラマ化ですが、小生は、この日曜日に初めて見ました。



いつもは、「やられたらやり返す!倍返しだ」と啖呵を切るそうですが、今回の見せ場は、同行の常務を相手に、「銀行は、この国で働くすべての人々のためにあるのだ」と、その何たるかを言って聞かせる場面でした。

小生は、リタイヤして15年の年寄りですが、現役時代、やはりこうした啖呵をきってみたいと思ったことも、度々、ありました。

しかし、現実にはそうも行きません。実力を伴わず、しっぺ返しが怖いなどから、大抵は悔しい思いを飲み込んで来ました。

まして、現代は、非正規雇用やリストラやブラック企業がはびこり、働く若者は、日々の暮らしや職場で苦闘しています。

このドラマの人気は、そうした若者たちの気分を代表しているからでしょう。

ただ、このようなドラマが流行る世の中は、働く人々にとって決して幸せな時代ではないような気がします。写真は、ドラマのHPから借用しました。

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今年上期に読んだ本

2013年08月27日 | 読書三昧
一週間に1冊のペースで読んで来ました。
これは、第148回直木賞を受賞した安部龍太郎氏の「等伯」です。



年末には、その年に読んだ本をリストアップして備忘録にして来ましたが、今回、ブログを引っ越したので、今年はここで8月までの分を纏めておこうと思います。

 ・湊かなえ著「母性」
 ・池澤夏樹著「終わりと始まり」
 ・女の闘い~桜木紫乃著「凍原」
 ・熊谷達也著「調律師」
 ・安部龍太郎著「薩摩燃ゆ」
 ・浅田次郎著「一路」
 ・森村誠一著「人生の究極」
 ・篠田節子著「ブラックボックス」
 ・山本兼一著「信長死すべし」
 ・葉室麟著「陽炎の門」
 ・火坂雅志著「常在戦場」
 ・山本兼一著「利休の風景」
 ・安部龍太郎著「等伯(上下)」
 ・倉本聰著「失われた森厳」
 ・葉室麟著「春風伝」
 ・小池真理子著「沈黙のひと」
 ・岸 恵子著「わりなき恋」
 ・阿郷舜著「桶狭間天空の砦」
 ・門田隆将著「死の淵を見た男」
 ・諸田玲子著「心がわり~狸穴あいあい坂」
 ・葉室麟著「おもかげ橋」
 ・山本一力著「ジョン・マン(望郷編)」
 ・武田邦彦著「新聞・テレビは「データ」でウソをつく」
 ・朝日新聞特別報道部著「プロメテウスの罠4」
 ・山本一力著「五二屋傳蔵」
 ・葉室麟著「この君なくば」
 ・吉田修一著「路(ルウ)」
 ・山本一力著「ジョン・マン(大洋編)」
 ・山本兼一著「まりしてん 千代姫」
 ・葉室麟著「星火瞬く」
 ・山本兼一著「おれは清麿」
 ・緑慎也編「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」
 ・誉田哲也著「ヒトリシズカ」
 ・新田次郎著「雪のチングルマ」
 ・高野史緒著「カラマーゾフの妹」
 ・三浦しをん著「舟を編む」
 ・小田実著「河2・3

以上、8月末まで38冊。
他に藤沢周平氏の全集ものを読んだりしたので、概ね、週一のペース(年間50~55冊)で読んで来たことになります。

印象に残ったことを纏めておくと、

・読み応えあった大作~小田実さんの「河」を読み終えた。3巻1,800余頁の大作。この大河小説を通して、現代中国の底流となった辛亥革命の時代を知りえたことは収穫でした。

・文学賞を得た人気本~江戸川乱歩賞を受賞した高野史緒著「カラマーゾフの妹」、直木賞の安部龍太郎著「等伯(上下)」及び、読者大賞の三浦しをん著「舟を編む」など。いずれも受賞にふさわしい力作ぞろいで、とても面白く読みました。

・内容が濃く感心しながら読んだ本~篠田節子著「ブラックボックス」、葉室麟著「春風伝」(高杉晋作伝)、吉田修一著「路(ルウ)」と小池真理子著「沈黙のひと」。

などなど。

今年(上半期)もすばらしい本の数々に出会うことができました。
ところで、家内は「虫」で、年間100冊以上をこなします。
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