蕎麦屋を出て、
急に昔の記憶が甦り始めた。
ああ、
あのパン屋、まだあるかな?
お城の堀をぐるりと廻り、
亀甲門へ。
三叉路の信号の頃に、
昔良く行ったパン屋があるのだ。
少し、景色が変わっていた。
昔は、
建設会社の事務所の陰にあったのだが、
事務所は無くなり、
広々と店が構えられている。
菓子パンを選び、レジにて聞くと、
去年改装したのだと。
昔、二階にあった建設会社の事務所に顔を出すと、
必ずパンを買って帰ったんだという昔話を。
また寄って下さいと店主。
車中にてパンをかじりながら、帰路へ。
我が身ひとつはそのままにして、
昔通った店も少しずつ変化をしている。
月やあらむ、
だな。
弘前に修理上がりのクルマを届けに。
戻りが丁度昼なんで、蕎麦でも。
お客様の所からあまり遠くなかったんで、
昔良く行ってた茂森新町の店へ。
10年振り位だろうか。
20年位前に開店した店だった。
その時はオーソドックスな店だった。
石臼で挽いた蕎麦と蔵を改造した店内がウリだ。
久々に訪れると、
チョイと小洒落た感じになっていた。
メニューも少し変わってきている。
サイドメニューが充実し、少しばかり高級感が。
私が今日最初の客だった様だ。
後から入ってくる客は、皆、年齢層が高い。
いつの間にか混み始める。
常連客は、サイドメニューからの注文だ。
良いお客がついているのだな。
店内はジャズが流れ、
(ジャズを流す蕎麦屋は意外に多い)
フロアスタッフも随分と若い。
蕎麦は相変わらず美味い。
新しさの中に変わらぬものがどっしりと腰を据えた、
弘前という街にお似合いの店である。
月曜の事。
さくら野へ行った。
ズムサタのうまいものなんとか、だ。
夕方なんで、空いてた。
まあ当然、売り切れになっていた商品もあった。
この時間でも行列になっているブースもある。
行列は行列を呼ぶ。
やっぱ、
何で並んでるのか興味が沸くし。
皆が並んでるなら、きっと美味いんだと。
何処の県か忘れたが、鶏飯と、
信州のおやき、抹茶のロールケーキ、メロンパンを買った。
おやきは現地で食ったんだが、
結構、気に入ってる。
数種あったんで全部ひとつずつ買ってみた。
(まあ、自分の口に入ったのは一個だけだったが・・・・・)
チョイとお値段は張るが、
普段食えないモノがあるんで、
こういうイベントも楽しいものだ。