平泉からは高速で。
西根からの80km/h規制区間は注意だ。
前後の車両、
追い抜く車両に注意して走る。
松尾八幡平を過ぎた辺りの、
小さなPAを通過する際、
数台前を走ってたクルマがPAに入って行くのが気になった。
シルバーのクラウン。
通過しながら目で追った。
そのまま合流に向かえば、覆面だ。
確認はできなかった。
暫く走る。
トンネルに入った後、
ふと、ミラーを見る。
400m程後方の車両、
先程追い抜いたクルマだが、
一瞬、赤い光が見えた様な気がした。
数台前方にはタンクローリー。
皆、次々に追い越していく。
もう一度、ミラーに目を遣ると・・・・・・、
後続車が、ぐんぐん追い上げてくる。
・・・・・・・・・・・!
前方のタンクローリーに近付き過ぎている。
しかし、
追い越し車線に入るのには、躊躇。
フルブレーキ。
ローリーに張り付く。
横をシルバーのクラウンが走り抜けていく。
速度差、30km/h程か。
灯りは付いていないが、回転灯を出している。
臨戦態勢か。
追い駆けてみる。
大型車の死角に入りながら、
スルスルと近付く。
ターゲットは、赤色灯をみて減速したらしく、
クラウンは走行車線に紛れている。
直ぐ後ろに着く。
クラウンの直前のバンは動く事が出来ない。
減速し始める。
私も、制限速度まで落とす。
それでも、後続車は皆飛び出さない。
状況を把握しているのか、
異変を感じているのか。
追い越し車線を悠々と飛ばすクルマが。
ああ、
平泉から乗った時に、
かなり飛ばしていた、多摩ナンバーの古いBMW。
さっき追い抜かれた時、
チラッと見えたんだが、年配の男性だった。
どっかで休憩していたのだろう。
エクストレイルを従えて、
スルスルと我らを追い抜いていく。
抜いた直後、エクストレイルは気が付いたのか、
強引にクラウンの前に車体をねじ込んだ。
瞬間、
クラウンが追い越し車線に。
赤色灯を回し、消えていった。
安代JCTの分岐で、御用となっていた。
花輪SA。
施設内の樹木の紅葉が、何だか物悲しい。
さあ、
今シーズンも終わりだな。
暗くなる前に帰るべ。
小坂で件のBMWに追い付く。
すっかりと牙を抜かれたか、
制限速度で走ってる。
このラインでは白いB4が受け持ちだが、
今日は居ない様だ。
浪岡を過ぎた辺りで、
ミラーの奥に白い車両を発見。
私のプラス10km/h程で走ってる様だ。
減速。
チョイとナーバスになっている。
白い旧型のクラウン。
近付いて来るものの、
抜こうとしない。
ん~、どうなんだ?
後ろにピタリと張り付いているが、
この車両は見た事が無い。
一般車か?
助手席にも人が座っている様だが、
服装までは確認できない。
中央ICへの分岐に入る。
制限速度まで減速してみた。
煽るように後ろに張り付く。
チョンチョンとブレーキを掛けてみる。
途中、
退避帯にパンダのパトカーが張っていた。
何だか今日はパトカー指数が高い。
そのまま中央ICを通過。
と、
そのクラウン、
環状線に出ずに、
脇の駐車帯にそれた。
やっぱ、覆面?
確認は出来なかった。