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夢の羅列<無常は国道アクセサリー>20170421

2017-04-21 21:14:02 | Dreams
夢の羅列<無常は国道アクセサリー>20170421


私は夢の中で、国道沿いの歩道にいた。
雰囲気としては、第二京浜、馬込駅付近かなという殺風景な感じであった。
そして朝であった。

私はここでアクセサリーを路上販売するというのである。
熟考を重ねて、通勤途中の通行人をターゲットにしたのである。

二時間ほど営業したが、まったく売れなかった。
「売れねーな」とつくづく思った。
せわしない通勤途中にアクセサリーに対しての消費意欲など皆無なのである。
全世界を呪ってやろうかと思ったが、やめた。

そこへノコノコ顔の知り合いがやってきた。
知り合いといっても夢の中での、である。

コンタクトを買ったと私に告げた。

そういえば、この辺に不慣れな彼のために私はある眼鏡店で
彼のコンタクトレンズを処方箋通りに注文をし、代金も払っておいたのだった。

ところが彼の説明を聞くと、
まったく違う店でコンタクトレンズを買ったというのだ。しかも
レンズ以外にもいろいろ買ったらしい。
私が今後、必要であるだろうという彼の推測による品々までを
親切心で買い揃えたというのだ。

そしてレシートの束を取り出し、彼は私に「後で払ってくれ」と請求した。
もちろんコンタクトレンズの代金も入っているというのだ。

私は何がなんだか、ああここにも理解不可能なやつがいると半分諦めた。
するとそこに風が吹きつけてきて、私の手からレシートが飛び散った。

レシートとはいってもそれは、彼が自分のために買った品と私の分とが一緒に
印字されていたため、私に請求する分の数字だけを小さく切り離したほんの
1センチ四方ほどの紙片ばかりであったので、つまり紙吹雪のように歩道に散った。

二重の支払いと意味のない買い物。目の前に立つアホ面の訳の分からない奴。
しかも朝の路上に儚く散った数字の欠片。

私は無常感に襲われ、その場に立ち尽くした。

しかしすぐにトイレに行きたくなり、
私はほんの少し躊躇したが仕方がない、目の前のビルに入った。
階段をトントン二階に上がると、そこはどうやらサウナのようであった。

つづく。
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