20210524 九頭竜

20210524

私は神社仏閣にそれほど興味はないが、
この九頭竜神社を見つけた時には参拝した。
なぜ参拝したかというと、
前夜に古い映画を観たからだった。

それは「座頭市と用心棒」という

勝新太郎と三船敏郎ダブル主演の作品だったが、
そこに幕府の殺し屋(岸田森)が登場し、
ピストル使いのその男が人から九頭竜と呼ばれたのだった。

普段なら通り過ぎてしまうのだが、
なにしろ前夜に九頭竜という名称を頭に入れたばかりで、
何かの縁を感じ、
その街道から少し高くにあり

龍神を祀っているらしい社を参拝したのだった。

森に囲まれた小さく素朴な神社だった。
しかし手入れはよくされていて、
やはり小さな手水舎も人気がないにもかかわらず
竜の口からは清水が流れていた。

九頭竜神社　檜原村　画像リンク

おそらく社務所もなかったのではないか。
ガラス窓に少し説明書きが貼ってあり、読むと、
"あんまり有名ではないけれど、
季節ごとの行事ではけっこう人がいらっしゃるんですよ"
みたいなことが書いてあり、少し笑った。

こんなところでも、と書くと失礼だが、
何百年もの歴史があり、人が住み、営みを続けているかと思うと、
月並みだが、不思議な気持ち。

おつかれさまでした。
E V O L U C I O