夕方、郵便局員が配達にきて、荷物を置いていった。
仕事が滞っているというのに、なぜか小説ばかり8冊も届いてしまった。
8冊の小説を見ると、なんだこれは、面白そうな本ばかりじゃないか。
まるで私のツボを心得たかのような絶妙な選択に思わずうなった。
いつ頼んだのだろうか。メールを開くと注文の履歴があるではないか。
ならば頼んだのはやはり私だった。
仕事をしなくちゃいけないのにィ。
私は私に迷惑をかける私に少し文句を言いたかった。
しかし滲み出る笑顔は隠せなかった。
ふと一冊の最初のページをめくってみた。そして気がつくともう十分な夜になっていた。
コーヒーを淹れようかな。でも眠れなくなってしまうしな。などと、
子供みたいなことを考えながらまた本に戻った。
今日は夕を過ぎるともう暑くない。
窓の外で「ポリポリ」と小さな音がする。
ネコが来ているのだ。エサを食べている。
最近、この子たちを産んだ母ネコだけが立ち寄らなくなった。
そんなことより、コーヒーをどうしようか。
そうだ。あと1時間、この本を読んでから考えよう。
仕事が滞っているというのに、なぜか小説ばかり8冊も届いてしまった。
8冊の小説を見ると、なんだこれは、面白そうな本ばかりじゃないか。
まるで私のツボを心得たかのような絶妙な選択に思わずうなった。
いつ頼んだのだろうか。メールを開くと注文の履歴があるではないか。
ならば頼んだのはやはり私だった。
仕事をしなくちゃいけないのにィ。
私は私に迷惑をかける私に少し文句を言いたかった。
しかし滲み出る笑顔は隠せなかった。
ふと一冊の最初のページをめくってみた。そして気がつくともう十分な夜になっていた。
コーヒーを淹れようかな。でも眠れなくなってしまうしな。などと、
子供みたいなことを考えながらまた本に戻った。
今日は夕を過ぎるともう暑くない。
窓の外で「ポリポリ」と小さな音がする。
ネコが来ているのだ。エサを食べている。
最近、この子たちを産んだ母ネコだけが立ち寄らなくなった。
そんなことより、コーヒーをどうしようか。
そうだ。あと1時間、この本を読んでから考えよう。