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4/18 映画「ことの終り」The End of the Affair 感想

2020-04-18 19:13:49 | 映画

4/18

寝ている間にひどい雨は止んだ。

さて時空の歪んだ今日この頃では、昨日だったか一昨日だったかなどすぐに忘れてしまうのだが、レイフ・ファインズとジュリアン・ムーア主演の「ことの終り」The End of the Affairという映画を観た。

ドイツの空爆が頻繁な1944年頃のイギリスで、小説家の男はあるパーティーで会った友人の奥さんと電気が走ったかのように通じ合い、そしてすぐに不倫が始まった。

しかしある密通の日の情事の後、ほんの僅かな立ち位置の違いで男だけが爆撃をまともに受けてしまい、死んでしまったかと思われたが、しかしようやく目が覚めると、奥さんはまるで人が変わったかのようによそよそしく変わっていて、「もう終りにしましょう」と帰ってしまった。

というような始まりで、それから友人、探偵、牧師などが二人の回りで衛星のように動き話は展開していく。

それでは何が描かれているかというと、結局のところ「神」であるらしいのだが、個人的にはあまり面白くなかった。

レイフ・ファインズというと当然「イングリッシュ・ペイシェント」のイメージが私の中にあり、あの映画のレベルを期待して見始めたわけだが、不倫相手の奥さん役のジュリアン・ムーアが「私の好きな女優リスト」にはなくて、それは「イングリッシュ」の時のレイフの相手役クリスティン・スコット・トーマス━━私の好きな女優リスト・常にトップ10以内━━に比べると私にはどうにも今ひとつに見えたこともあるが、それよりも面白くなかった大きな原因は、伏線がどれもわかり易過ぎて、話の半分のところで結末が読めてしまったこと。レイフ・ファインズ演じる小説家が結末に至るほど魅力的に思えなかったこと。その大事な結末にまったく感動しなかったこと。などが挙げられる。

これはおそらく原作を読んだ方が断然良いという映画ではないだろうか。

おやすみなさい。evolucio

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