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10/12 「Everything is Illuminated」

2019-10-12 20:46:02 | 映画

10/12

動画はイライジャ・ウッドが主演の2005年の映画である。
邦題は「僕の大事なコレクション」
少し前にCSで冒頭だけを見て、用事のために中断し、しかし面白そうだったので最後まで見たいと思っていたらまた放映していたので、大事な用事はたくさんあるのだが、後回しにして、観た。

家族の物を何でもコレクトすることが趣味というより業のような、そういったユダヤ人役のイライジャのおじいさんが亡くなり、遺された古い写真に写った女性を捜しにジョナサン(イライジャ)はウクライナへと向かう。

現地でイライジャを待っていたのはヘタな英語をしゃべる通訳の若者と、その祖父の運転手だが、祖父は自分は目が見えないと言い張る。しかし運転はする。そしてその祖父の愛犬の名はサミーデイビスJrJrあった。かくして3人と一匹の騒々しい旅は始まった。

私は見始めでは、おそらく凸凹珍道中といったコミカルなロードムービーで、題名が「すべてはイルミネイティッド」であるから、まあ最後にはいろいろ光り輝くのだろう、などと軽く考えていたのだが、いや、けっこう重い映画だった。

幻想的というか象徴的というか、現実を少し離れたようなイメージ描写も多く、よくわからない箇所もあったが、主題がしっかりとした質量であることはよくわかった。

最初は軽く面白く、後半、急に重くなるのだが、通訳役のユージン・ハッツという「東欧パンク野郎」といった俳優の軽い感じと犬の可愛さに救われ、最後まで観ても胃にもたれるといった感じはなかった。

今 気になって、このユージン・ハッツを少し調べたら、なんだよ、ホントにパンクじゃないかよ。とても有名人でした。お母さんが東欧のジプシーで、そういった民族音楽を基調としたパンクバンド「Gogol Bordello」をやっているらしい。この映画の音楽監督もやっているそうで、たしかに物語中ずっと東欧ジプシーバンドの音楽が流れていたっけ。

題名の「すべてはイルミネイティッド」は、輝くではなくて「明るみになった」という意味らしく、そうだね。ラストではたった一枚の古い写真に隠された重すぎ る物語は明らかにされ、つまり、日常の目に付く物、手に取る物、その何もかもに実は深い意味と物語があるのだということを私たちはあらためて考えるのかもしれない。

この映画を観て、私はなぜか「SAVIOR」というボスニア紛争の映画をふと思い出し、今観ている。しかしこれはさらに重い。重いし辛い。冷たく性格の悪い私でさえ正視できない衝撃カットもあり、そこは飛ばして観ようかと思っている。外はひどい雨と風。

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