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夢の羅列<春は死の予兆>20170402

2017-04-02 17:43:02 | Dreams
夢の羅列<春は死の予兆>20170402


車のディーラーへ行き、ストーブを買ってきた。

なぜ車屋でストープなのかは、夢の中のことなので今さら不思議でもない。

玄関を開け、買ってきたばかりの箱を開くとベージュ色の本体が出てきた。
石油ストーブである。

とはいっても、もう世間は4月である。これはいわゆる春とも云うはずだ。
花も「いっちょう咲いてみるか」というものである。

少しばかり使用するとその後に灯油を抜いたり、掃除をしたりするのも面倒だ。
新品のまま次の冬までしまっておこう。そう思い、私は箱の上部を閉めた。

そして床に置いたまま、ほんの僅かな時間、私は何かをした。その後、
さて、しまうか、と箱に手をかけたら、おいおい、箱から煙が出ているではないか。

「えっ」と目を疑ったが、あきらかに内部で発火しているようである。

ほんの一瞬、頭の中が空白になり、はっと気がつくと、もう火が出てきた。

ここで消すか、外で消すか。

考えている間はない。ここは玄関の目の前だ。外に出そう。

私は、まずは玄関を開け放ち、それから、
例えばコピー用紙一枚が燃えているほどの火が出ている箱を両手で持ち、
コンクリの上に下ろした。

上着を脱ぎ、火を包むように覆うと、火はあっさりと消えた。

……しかしなんで火が出たのだろう。

買ってしまったものにあまり文句を言いたくないのだが、
さすがにこれはあんまりである。

ストーブを1階にしまってから、2階で私がもし昼寝でもしたら、
夢の中で私は間違いなく焼死である。

はて夢の中で死んだらどうなるのか。

私はそんな経験がないからわからないが、どうだろう。

夢の墓にでも閉じ込められてしまうのか。

それとも一旦は目覚めて、もう二度と夢に戻れなくなってしまうのだろうか。

現実の世界で、もうやることがないわけではないから、選択をするなら、
まあ夢に戻れないという方がいいだろうな。

四月は一番残酷な月、と書いたのはエリオット。

おわり。
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