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20220303 桃の節句

2022-03-03 18:02:00 | Diary

20220303

自宅の車庫の前で
少し作業をしていたら、
どこかの若いお父さんが
1歳くらいの娘を右腕に抱いて通りかかった。

娘はきょとんとした顔で「動く私」を見ているようだった。

私みたいな汚いじじぃが微笑みかけて
驚かせては申し訳ないから、
私は背を向けたまま作業を続けた。

二人は私の背の左へ通り過ぎていく。

その気配を感じながら、
ちらっと左を見ると、
若いお父さんの背中が見えた。
しかし娘はまだ私を見ていた。
つぶらな瞳に天然パーマ。

私は娘に小さく手を振った。

娘は「はっ」とした顔をした。

そして、ぎこちなく、ためらいがちに
小さな手を私に振り返した。

娘の仕草にお父さんが気がつき振り向いた。
その時、私はすでに作業の人。

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