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文化の世界

2016-11-03 15:27:02 | Diary
外に出てみると、何か人の流れる感じがいつもと違う。
「ああ、今日は祝日か。なに、文化の日とな」

今日は文化の日です。良い天気。

しかし文化の日とはなんだったか。正直なところまったく知らない。

さっきパソコンで調べると「憲法を公布した日」であるらしい。

それなら憲法記念日があるじゃないか。そう思うのも当然のところ。

すぐにそれも調べると、

「5月3日 憲法記念日は施行された日」とのこと。

そんなこととはまったく関係がないが、
ここ2日間ほど宮尾登美子の小説を読んでいたから、頭の中が、
明治から昭和初期になってしまい、戻ってくるのに苦労する。

暗くなってちょっと外に出るのに提灯と半纏はどこにあったかと思ったりする。

それから私、少しお香に興味があって、お香といっても練り物ではなく、原木の。

でも本当に「少し」であって、そんなに全然詳しいわけではなく、
そのうち趣味でやってみたい、と思っていただけなのだが、とんでもない、

宮尾の小説で香道の話があるのだが、それによれば、
香道に使う本当に最高の香の原木(伽羅)は、聖徳太子の時代から
受け継がれたもので、それが時代時代に流派によって少しずつ分けられて、
今では、それを何かの重要な記念の日だけに数ミリだけ削って使うらしい。

またその最高の物を持っていることがひとつの権威であり、
しかしだからといって金があれば買えるものではなく、とはいっても
金がなくては買えないものであることも確か。であるらしい。

要は小切手を白紙で相手に渡せる資産と度量と能力がないと
手に入らないのではないか。

いま簡単に調べてみたら、通販の伽羅が1グラム6万円ほどであった。

覚せい剤の数倍の値段なのでは。よく知らないが。
24kゴールドだって1グラム5千円も出せば買える。

しかしその6万円でも、つまり「並の物」ということなのだと思う。

だから生半可な興味だけではその世界には入れないということがわかった。

まあ趣味ならいいけど。

コーヒーの世界もけっこうそういうことなんじゃないか。最近思う。
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