ミサ当日のカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)
(住所:東京都八王子市本町16-3)
1月25日(水)、八王子教会で聖パウロの回心の祝日ミサに与った。八王子教会での朝ミサは、昨年12月の無原罪の聖マリアの祭日以来だ。教会へ行く途中、市内のあちこちで積雪が凍結していた。前々日、都心でも雪が降り積もったが、テレビは豪雪のように大騒ぎして、その混乱を面白おかしく伝えていた。昨年の夏、マスコミは「節電ファシズム」を凄まじく煽ったが、実際の電力供給は「6%の余裕があった」という。日本の新聞・テレビは、粗大ゴミ以下。
午前7時、ミサ開祭。冷蔵庫のように寒い聖堂の中を、スータンを召された稲川圭三神父が、香部屋に入るのを見た。そういえば、最近は「スータン姿の神父さま」が少なくなった気がする。私が幼い頃、祖父と教会へ行くと、スータンがお似合いの外国人司祭がニコニコとお迎えいただいたのを、幻のように覚えている。祖父と親しかったユリウス・アブリ神父だろうか、それとも祖父の葬儀ミサを司式されたヨハネ・リータス神父だろうか。今となっては分からない。
カラヴァッジョの名画で知られる「聖パウロの回心」とは、イエスの名を呼び求める者たちを滅ぼしていた男が、目からウロコが落ちて「イエスがメシアであることを論証」しながら、異邦人への宣教に生涯を捧げるようになったこと。稲川神父は、「神様の永遠に信頼して生きることができますように、私たちも新しい回心を願って、共に祈りましょう」と話された。「洗礼を受けて罪を洗い清めなさい」(使徒22・16)というアナニアの言葉を、重く受け止める私であった。
カトリック大磯教会の聖母像
(住所:神奈川県中郡大磯町東町2-7-1)
<来月、「湘南のカトリック教会巡り」を不定期連載予定>
◆この日のミサ中の主な歌:
閉祭:カトリック聖歌4「神のさとしの」。 賛歌・アレルヤ唱などは読誦。