三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

チマッティ神父の(初金)ミサ

2012年01月07日 | ミサ聖祭
ミサ当日の調布サレジオ神学院
(住所:東京都調布市富士見町3-21-12)

1月6日(金)、チマッティ記念聖堂で「チマッティ神父の取り次ぎを願うミサ」に与った。チマッティ神父はイタリアで生まれ、1926年にサレジオ会の宣教師として来日。日本の青少年や貧しい人々のために教育・福祉事業を興し、サレジオ会の創始者ドン・ボスコの理想を実践した。また、楽才豊かなチマッティ神父は、多くの賛歌などを作曲。その遺徳を偲ぶミサが、毎月6日のチマッティ神父の月命日に捧げられている。この日は今年最初の「初金」と重なった。

午前10時30分、ミサ開祭。聖堂内は満席に近い。冬休み中のためか、子ども数人の姿もあった。入祭の歌「刈り入れは」が始まる。ミサ曲を始め、主な歌はチマッティ神父の作品が歌われた。この日の司式は、ガエタノ・コンプリ神父。「神は独り子をお与えになったほど、この世を愛されました。そのことを考えるのがクリスマスです」と話された。閉祭の歌は、チマッティ神父のアヴェ・マリア。私にとっては、シューベルト、グノーと並ぶ三大「聖母賛歌」である。

ミサ後、会衆は地下聖堂へ移動し、チマッティ神父の墓前で「列福を願う祈り」を唱えた。さらに、有志による「ロザリオの祈り」が始まった。これがまた、初心者には超人的な集中力を要するもの。まず、聖歌「われ神をほめ」を斉唱。その後、ロザリオの一連ごとに「ファティマの祈り」を加え、「アヴェ・マリア」(注)を歌う。かくして一環を終えたのち、「イエズスの聖名の連祷」。最後に「あめのきさき」を歌って終了。私は祈り疲れたが、実に清々しい気分であった。


チマッティ記念聖堂、入口前の聖ドメニコ・サヴィオ像
<サレジオ六教会に属する鷺沼教会の守護聖人>

(注):ファティマの聖母をたたえるカトリック聖歌622「ああうるわし」の後半部分。「♪アヴェ・アヴェ・アヴェ・マリア・・・」。 この日の「ロザリオの祈り」は、約50分ほど要したであろうか。

◆この日のミサ中の主な歌:
チマッティ神父のミサ曲(あわれみ・感謝・平和の賛歌)、入祭:「刈り入れは」、拝領:「輝ける聖母マリア」、閉祭:「アヴェ・マリア」(以上、チマッティ神父作曲)。
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