年間第2主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)
(住所:東京都八王子市本町16-3)
1月14日(土)、八王子教会で年間第2主日のミサに与った。八王子教会の土曜日夕方の典礼は、「子どもとともにささげるミサ」である。一昨年の10月、私は八王子教会で初めての主日ミサに与ったが、その時も「子どもミサ」であった。 「ひらけ!ポンキッキ」のような歌に戸惑いながらも、聖書を朗読する子どもの姿や、主任司祭の稲川圭三神父の説教を通して、最も心に残るミサとなった。その稲川神父は4月8日の復活祭後に、麻布教会へ転任される。
午後4時、ミサ開祭。子どもを含め、150人ほどが集まっていた。福音朗読は、最初の弟子がイエスに出会う場面(ヨハネ1・35-42)。「ヨハネの福音書では、弟子たちが人を通してイエス様へ導かれています。イエス様は弟子たちに『何を求めているのか』と仰います」。 続けて、稲川神父は会衆に問われた。「ご存じでしょうか。私たちが求める前から、イエス様は私たちを求めておられます。イエス様は見失われた人々を探して、導くために来られた方です」。
「私たちは直接イエス様に会ったことはない。でも、私たちより先にイエス様を信じた人を通して、神様が働きかけてくださる。だから、その人のことを大切に思いましょう」。そこで、稲川神父は恩師・下山正義神父(注)のことに触れた。「圭三、おまえ神父になれ」と勧めた下山師が、稲川神父の「信仰の恩人」という。私にとって「先にイエス様を信じた人」と言えば、カトリック信徒の亡き祖父だ。名古屋の南山教会で、いつまでも跪き祈っていた姿を覚えている。
<幼稚園の園庭が駐車場に早変わり>
(注):下山正義神父(1910-1996年)。本所教会主任司祭などを歴任。下山師に関する文献は、銀祝記念出版「われらのおやじ 下山神父の横顔」(カトリック本所教会・1964年)、下山正義著「神のあわれみは永遠 司祭生活50年の思い出」(聖母文庫・1991年)など。 稲川圭三神父は本所教会のご出身。
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210。感謝の賛歌のみ上村幸一郎詩・曲)、入祭:子供の歌「あの空はどうして青い」、奉納:子供の歌「大波のように」、拝領:子供の歌「大きな愛に」、閉祭:子供の歌「Friends(フレンズ)」。