しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <新しい契約>

2023-02-12 | みことば静想
「見よ、その時代が来る。―主のことばーそのとき、わたしはイスラエルの家、ユダの家との新しい契約を実現させる。・・・わたしは、わたしの律法を彼らの思いの中に置き、彼らの心にこれを書き記す。・・・わたしが彼らの不義にあわれみをかけ、もはや彼らの罪を思い起さないからだ。」(ヘブル8:8~12新改訳)
旧約時代、エレミヤは神とイスラエルが新しい契約を結ぶときが来ると預言した。それは、神の律法が人々の心の中に直接書き記される、という契約である。▼いうまでもなく、人々の心の中に記される律法とは、イエス・キリストご自身が信じる者の内に住まわれることを指している。神の愛そのものでいましたもう主イエスが、キリスト者の人格の内からじかに語り、交わるという恵みは、どんな時代にもなかった福音であった。それがペンテコステの日に聖霊降臨となって実現した。なぜなら、私たちのうちに主イエスの内住をもたらす実行者は御聖霊だからだ。恵みの時代といわれる今、私たちは空前絶後の祝福にあずかっており、この事実をもっと深くあじわいたいものである。▼もうひとつすばらしいのは、神がもはや彼らの罪を思い起さない、と仰せられることである。すなわち神は、あがない主イエス・キリストを宿した信仰者の罪を、完全に、かつ、永遠に(ご自身の記憶から)抹消してしまうといわれるのだ。ときどき思い出すなどというのではない、完全な、そして永遠の抹消である。なんとおどろくべきあがないであろう。かつての罪人のかしらが、救い主キリストに信仰によってつながるとき、これほどの奇蹟が起きるのである。だからパウロは記したのであった。「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です(そこには新しい創造があります)。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(Ⅱコリント5:17同)▼救われたすばらしさを改めて感謝しようではないか。