しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <神の宮へ行くときは>

2022-05-17 | 伝道者の書

「神の宮へ行くときは、自分の足に気をつけよ。近くに行って聞くことは、愚かな者たちがいけにえを献げるのにまさる。彼らは自分たちが悪を行っていることを知らないからだ。」(伝道5:1新改訳)

私たちが日曜日に教会で礼拝を守るとき、もし主のお声を聞き、その御心にふれることがなければ、からだは礼拝に出席していても心は養われないであろう。つまりそこから生まれるのは、「今日も礼拝出席の義務を果たした。あとは自由にしよう」という考えで、世の人たちがお宮参りをするのと大した違いはないことになる。▼真に敬虔な信仰者はそうはしない。なぜなら、礼拝の中で神が自分に語られる声を聞こうと「心の耳をすませる」ことを怠らないからである。すなわち、「耳のある者は、御霊が諸教会に告げることを聞きなさい」(黙示録2:7同)とある通りにするのだ。▼そこで私たちは深い謙遜と飢え渇きを抱き、主のおことばに聞き入ったベタニアのマリアのように、主の膝下に膝まずこうではないか。教会の会員であるのはもちろん大切だが、その努めや義務を果たすことだけで満足するとしたら、心の奥深くまで届く信仰的養いを受けることがむずかしくなる。ソロモンの時代も今も、神は心からご自身のみもとに近づく者を喜びたもう、という事実を忘れまい。