エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

Stand Alone/森麻季 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」より

2013年06月12日 | ポエム
今日は台風の影響で終日雨の予報となっている。
では、ユー・チューブで一つの曲を聴いてみようではないか。
森麻希の透き通る声で、スキャットと歌詞。


Stand Alone/森麻季 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」より



あのドラマの感動が蘇って来ませんか。
映画などでは「203高地」で乃木将軍を描いた。
兵が無為に殺戮されていく様を描いている。



この坂の上の雲でも同様であるけれど、戦闘と戦闘の時間の中に、人間ドラマを落とし込んで成功した。
流石は、司馬遼太郎の原作である。



とりわけ、正岡子規を描いて秀逸であった。
正岡を演じた香川照之も、正岡の霊が乗り移ったかのように、鬼気迫る演技であった。
写真の正岡子規と、香川のメークした姿は正岡子規そのものであった。
香川は、役を演じるために17キロの減量をしたというのだから、その姿勢は見事としか言いようもない。





「一朶なる雲のたゆたう夏の空」





俳句の道は、社会的存在の我と写生との彼我の距離を測ることであると見つけたり!



       荒 野人