桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・8・20

2005年08月21日 | Weblog
今日は久々のレディスデイ?カウンターには先月パーティをしてくれたN女子大のAちゃんが友人のNさんを連れて初めて来店してくれたのをはじめ、大阪から芝居観劇の為上京したYさんTさんたちと新たに常連になってくれつつあるJちゃんたち、某大使館勤務のSさん、銀座のバーを経営するMさんと9人の女性。その真ん中で黒一点だった国営放送局のSさんが居心地悪げに(いや良さげに)いた。俺も鼻の下を伸ばしていたけど、それも十時過ぎまで。十時半から30数人のパーティが始まった為、ちょっとした戦争。土曜日だけど、Tちゃんには2時半まで残って貰ってLちゃんと一緒に何とかしのぐ。その後も大阪組とJさんたちが三時過ぎまで。今朝は六時過ぎに店を出て、途中二時前にリハと打ち合わせの為又店に来て、一度部屋に戻って又店に出て、何だか一日中店にいた気がする。

2005・8・19

2005年08月20日 | Weblog
『西沢利明ひとり芝居・白鳥の歌』(9月5日上演)のリハーサルにつきあう為、2時に店へ。引き続いて『東京ウォーカー』の取材を受けてから一旦部屋へ戻り、パキさんフェスティバル(8月27日開催)の準備。一休みしていたら日活時代からの知人であるU監督が来店しているとの連絡を受けて再び店へ。11月に上演する芝居の覚書を交わす。お客さんは法律事務所のNさん、テレビAのKプロデューサーたち、久しぶりに来店した美人姉妹の姉Aさん、妹のファンの看護婦Iさんたち位で、いつもの暇な金曜日かと思ったら、1時過ぎに若手能楽師のAさんたち5人、2時過ぎに美人編集者のHさんとAさん、2時半過ぎにK出版社のY君が出版社仲間たち8人と来店した為、結局5時まで。Lちゃんと後片付けした後、近くのファミレスで遅飯なのか朝飯なのか分からない食事をした後、6時過ぎ帰宅。

2005・8・18

2005年08月19日 | Weblog
午後広尾で所用を済ませた後、五時半に店へ。プロデューサーのMさんに『リテイク2』の台本を渡す。そのまま開店準備。7時から予約を受けていた映画評論家Uさんの誕生日の集いと、石塚桜子展を見に来た推理小説家のSさんと編集者の人たちの集いが重なり、すき焼を計12個作る(その後もすき焼のオーダーが入った為、途中で買い出しに出かけることになる)。他にも常連の俳優事務所社長Aさん、個性派俳優のHさん、国営放送局のSさんとその友人、プロデューサーのKさんたち、
別のプロデューサーのSさん、お互い名前は知っていたけど、初めて会った元NテレビプロデューサーのHさんなどで久しぶりに賑わった感じ。最後は仕事を済ませて戻ってきたMさんと近くのラーメン屋に移って、書きあげた台本の話をしながら飲んで三時半帰宅。一年ぶりにホンを書き上げた為か心地よい酔い。

2005・8・17

2005年08月18日 | Weblog
とにかくエンドマークを出さなくちゃいけない、そんな思いが強まって、午後からパソコンに集中。11月に公演予定の『リテイク2』の台本を書き続けた。気づいてみたら八時半。とにかくエンドマークはつけた。慌てて店へ。近所の常連Mちゃんに何だか喋り方が違うと言われる。きっと数時間「作家」をやっていた為に頭の中が「作家」の思考回路になっていて、会話の組み立てや些細な言葉尻にこだわってしまうのだ。反省して「作家」を忘れる為にウーロンハイを飲んで、ホロ酔い加減の酒場のマスターの頭に無理やり?する。でも、その後閉店までお客さんは3人だけ。あまり意味がなかった。お客さんがいなくなってから空腹に気づいてカレーライスを食べる。何だか今日のカレーライスは香辛料がキツく感じられる。

2005・8・16

2005年08月17日 | Weblog
2時に定期検診の為茅場町の寺田クリニックへ。4時、店で西沢利明さんご夫妻と月曜コレドシアター『白鳥の歌』(9月5日上演)の打ち合わせ。いい舞台が出来る予感が持てた。終了後、出勤して来たLちゃんとそのまま開店準備にかかる。今日はTちゃんはおやすみ。久しぶりに二人きりだが、まだお盆休みだし、二人でも人手が余るだろうとの予想が不幸にも的中。お客さんは『石塚桜子展』を見に来た桜子さんの父上とその幼なじみ二人、演出家のNさん、SミュージックのSさん、S財団のRさんの計6人のみ。あれ?みんな男。思い返すと、このお盆期間中女性のお客さんが少ない。だからか、この期間中、男とよく話す。金曜日もKさんと二人きりで3時過ぎまで中年男の性について話した。昨日も別のKさんと若者の人生観について話した。今日は今日で、Nさんとは小泉首相の政治手法について、SさんとRさんとは男の結婚観、若者の社会意識について話す。それぞれ結構真面目な話で、若いLちゃんは退屈そう。控室を出たり入ったりしていたと思ったら、彼女のヘアスタイルがその間に変わっていた。

2005・8・15

2005年08月16日 | Weblog
午後、部屋で27日に行われる『パキさんフェスティバル』の準備。同時に9月5日から毎月第一月曜日に公演していく『西沢利明ひとり芝居・白鳥の歌』のチラシ発送作業。まだお盆休みで暇だろうとタカを括って九時近くに店に出てみたら、常連の俳優事務所社長のAさんが俳優のHさん、今年亡くなったO監督の奥さんでプロデューサーのMさんたち五人や、大阪の友人を連れて来てくれたJさん、S財団のAさんたちでカウンターは満席だったもんだから、ちょっと後ろめたい。でも、その後が続かない。雷雨のせいもあるけど、二時までに五カ月ぶりに来店したN広告代理店のYさん、同じく数カ月ぶりのKさんの二人だけ。やっぱり世間はまだお盆休みだ。

2005・8・14

2005年08月15日 | Weblog
浴衣にはまってしまったLちゃんは、昨日は昨日で浴衣姿で友達と浅草に出かけたのに、今日は今日で最近お気にきりの竜小太郎のショーを見に出かけるとかで、浴衣姿で一昨日渡すのを忘れた書類を届けに訪れた。そんなもん、月曜日でも間に合うのにと言いかけて、ハハーン、本当の狙いは浴衣姿を見せることにあったのかと気づく。いつもはがらっぱちなLちゃんも18歳の女の子なんだなと実感。彼女を見送った後、その艶やかな浴衣姿を忘れて、俺は「幽霊」と会話を始める。11月に公演予定の『リテイク2』は幽霊が主役だからだ。終日部屋で二人の幽霊と会話し続けるが、うまくかみ合わない。夜中の三時過ぎ、パソコンに向かったまま、ついうとウトウトしてしまい、幽霊との会話はまた明日。

2005・8・13

2005年08月14日 | Weblog
今日一日に限って『石塚桜子展』を夜だけじゃなくお昼もすることになったので、12時過ぎに店へ。桜子さんとプロデューサーの部谷さんに店を任せて一時半に俳優座。茂山逸平君が出演している『木霊女房』を見る。狂言を元にした竹内銃一郎の作劇演出を堪能しつつ、逸平君の姿、立ち振る舞いを目で追う。自分が書く芝居に出る俳優を舞台で実際に見ていると色々イメージが湧いて来る。四時過ぎ店へ。開店までの時間、Tちゃんに手伝って貰ってコレド会員に送る通信の袋詰め。人は見かけと違うもの。料理だけじゃなくこうした内職的仕事を好きで得意と云うTちゃんにびっくり。お店はお盆休みの真っ只中で今日も暇。プロデューサーのSさんと脚本家のNさん、作家で演出家のYさんとミラノ在住の友人Aさん、広尾の雑貨店のオーナーKさんの五人きり。でも、皆が遅くまで残ったので途中で俺もTちゃんも飲みだし、二時まで。閉店後Tちゃんと暑気払いに焼き肉屋に寄って三時半帰宅。

2005・8・12

2005年08月13日 | Weblog
世の中お盆休みに入った為、Lちゃんにも金土と休みを取って貰ってTちゃんと二人で店をやることにする。予想通り雨の影響もあってか店は暇。Tちゃんに最後までいて貰うつもりだったが、お客さんがNさん一人になった段階で帰って貰う。そのNさんも最終電車で帰り、もはやこれまでと後片付けをしていたら、最近常連になってくれたKさんが来店。男二人きりで何故か話が弾み、結局三時まで。帰宅して明日渡す約束になっている『リテイク2』の台本を六時頃まで執筆。書けば書く程、よく言えばイメージが湧いて来て、今まで書いて来たところを捨ててしまうことになる。それもまた「書く楽しみ」なんだけど。

2005・8・11

2005年08月12日 | Weblog
浴衣まつり。何がまつりなんだか、Lちゃんが浴衣を買って着たかったのでTちゃんを強引に誘い込んで、まつりなんて云っちゃっただけの話なんだけど、それはそれで二人とも艶やかで、着付けを終えて店に入って来た姿に俺は何故か照れてしまったりした。Lちゃんに電話やメールで営業されて来店した演出家のNさんや劇作家のTさんだけじゃなく、6時から暑気払いの集いをやってくれた近所の出版社のMさんやSさんたちにも好評で、当人たちは満足げ。けど、俺は浴衣姿の二人に料理や食器洗いをさせる訳にはいかず、厨房の中に閉じ籠もりになってしまった。別に俺は浴衣を着るつもりはなかったけど、何だか自分一人小汚い格好をしているようで、卑屈になってしまった一日。