桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・10・7

2012年10月08日 | Weblog
今日は普通営業してないけど、イベント開催中に表を通り掛かったと俺を訪ねてくれた美人女優のYさんとこれから20代後半を迎える彼女の恋愛模様や俺の人生模様などかなり親密に話していたというのに、彼女の名前をすっかりMさんだと思い込んで何度もMさんと呼んでしまっていて、遂には「私、Yですけど」と言われてしまう。ウチで何回も芝居をやり、五月には別の劇場でやった彼女主演の芝居をわざわざ見に行く程親しかった彼女の名前をごく当たり前の様に間違えてしまったのは何故なのか?午前中にバスで六本木に着いた時に時刻表で最終バスの時間を10時20分と確認し、夜仕事が終わって帰ろうとして10時にはバス停に着いて今日買った文庫本「愛妻記」(新藤兼人著)を読んでいる内に気づいた時には10時半。目の前にバスが止まって走り去ったのに気づかないなんてどうかしてしまったのか?更にはその後しかたなく恵比寿経由五反田に向かおうと地下鉄に乗った筈なのに、気づいてみれば、反対方向の霞が関。こんなにこんなにミスが続くなんて俺の神経は一体どうしてしまったのか?なんて、なんて自分のアホさを暴露する駄文を連ねているのは、今日ウチのシアターで催された演劇ユニットMUの公演「いつも心だけが追いつかない」(作演出・ハセガワアユム)を見て、面白くて面白くてたまらなかったのに、この芝居の面白さをうまく文章に出来ないもどかしさに自己嫌悪しているからだ。もっとも芝居の面白さなんてそう簡単に文章に書き表せるもんじゃない。だけどだけど、女装癖が嵩じて自分にバージンを捧げようとしている教え子の体操着を着てしまうなんて高校教師が主役のこの芝居の馬鹿馬鹿しさと哀愁の漂わせ方って尋常じゅない。。七月に公演した時もそうだったけど、俺にそんな風に思わせるなんて、このハセガワという作演出家も尋常じゃない。こんなことなら、先週から飛び石で公演していたんだし、もっと早く見て色々なお客さんに宣伝すればよかったと、月曜日の千秋楽を前にして後悔しきり。で、あっそうかとキヅク。尋常じゃないこの芝居を堪能したせいで俺の記憶力や時間の観念や方向感覚が尋常でなくなっていたのだと。※10月8日(月)は祭日ですので通常営業はお休みさせていただきます。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。