桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・4・4

2011年04月05日 | Weblog
マンションの貯水槽の清掃とかで十時から断水になるので、その前に風呂にお湯を貯め、洗濯機を廻し、ご飯の仕度も終えておく。Mが風呂に入っている間に鯖の干物に真ん中に目玉焼きを置いたカリフラワーとソーセージの盛りあわせ、塩辛、韓国海苔、シーフードの三種類の海草味噌汁を用意して食べる。消防署への書類の提出期限が今日までだったので、「かっこうワルツ」のリハを今日はパスして書類の作成にかかる。終わってみれば簡単なことなんだけど、こうしたお役所の書類を見ると書く前に気持ちが萎える。何とか仕上げて4時前に赤坂消防署へ。管轄内の赤坂九丁目の乃木坂で店をやって八年余、五反田に引っ越す前は同じく西麻布に六年住んでいたというのに、赤坂消防署が青山墓地の中に、いや正確には細い道を挟んだ隣なんだけど、もう殆ど敷地内と言った感じの場所にあったことに驚き。何だか消防署と墓地はミスマッチだ。そんなことを思いながら歩いていたら、道が行き止まりばかりでつい目の前だと思っていた自分の店になかなか辿り着けない。ちょっとした迷路の気分。それでも何とか外苑東通りまで出たら、目の前に蕎麦屋さんが営業している。「T」という都内で何十件もあるチェーン店の蕎麦屋で、一度他の店に入った時にあまり言い印象を持ってなかったので、店の近所にあるのに八年間一度も入ってなかったのだけど、今日も歩き疲れたこともあり、店に入るにはまだ早いこともあったので、ついフラッと入ってみる。思ったより店内の印象はいい。それでも蕎麦がダメだったらと思っていたら運ばれてきた蕎麦がとんでもなく美味い。残りの一本、蕎麦湯を最後の一滴まで飲んでレジで千円札を出したら五百円玉が帰ってきた。ええっ、あれで五百円!嘘だろ!と大声で叫びたくなる程の驚き。遅い時間店にきた近所に住む映画監督兼教育評論家のHさんにそのことを教えたら何を今頃驚いているんだ?今やあの蕎麦屋でつまみを何か頼んで日本酒を一合か二合飲んで最後の〆にもり蕎麦を食うのが、この近所に住む粋人のすることぞと怒られてしまった。よし、近い内にそのコースをしてみることにしよう、なんて思って格安旅行会社を経営するKさんとS大学教授のSさんに挟まれてお喋りしている内に、突然の眠気。今年は大阪の運送会社の女性社長のYさんから花粉症に効き目があると送って貰ったじゃばらの絞り汁を飲んでいるせいか殆ど発作が出なかったのに今日は鼻水が止まらなくなったので仕方なく睡眠作用の強いS錠を飲んだことが原因か?それにしてもお客さんの挟まれて爆睡してしまうなんて飲み屋のオヤジのすることじゃない。強く反省。★COREDOは計画停電中も通常通り営業します★COREDO PRESENTS 桃井章作演出作品・岡まゆみ一人芝居『かっこうワルツ~紅 風子、風速四十米の愛と冒険~』日時・5/6(金)19時半、5/7(土)19時半、5/8(日)14時[三日共開場は一時間前)料金・3000円 定員50名になり次第〆切ます。予約お問い合わせはコレドシアター(03ー3470ー2252 17時以降)まで。