元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

社長は従業員に本気で期待せよ!!

2013-01-11 18:38:11 | 社会保険労務士
 「期待」は実現するは正しい!! 

 アメリカの小学校で次のような心理実験が行われた。1年から6年までの生徒に「学力の伸びをはかるテスト」と称して知能検査を行い、その結果に基づき、あの子とあの子が学力が伸びると担任の先生に伝えたが、その結果というのは全くのでたらめで、単にランダムに名前を言ったに過ぎなかった。8か月後にまた知能検査を行ったが、学力が伸びると告げた子供たちのIQは、ほかの子供たちより優れていたというのである。特に1、2年生でその傾向が現れていたとのことである。

 これは何を意味するのか。期待は現実のものとなることを示している。よく夢・思いは実現するといわれるが、ここでいうのはそういう抽象的なものではなく、理論的に説明できるところのものである。それは、教師は、この子は学力が伸びるはずだと思い込み、その人に対する言葉や態度が、学力が伸びる子に対する「やり方」になるのであろう。教師は、誠実に答え、親切に教えたり、これが相手にも伝わり、教師の期待に沿った振る舞いをする。さらに、教師もやはり伸びるんだという思いになり、ますますそういう扱いをすることになるので、本人もその気になり、努力を重ね行動を変えることになり、学力のある子に変化するというのである。

 要するに、相手に期待をすると、まず自分が変わり、自分が変わると相手も変わる。そして期待したことが実現するという。ここで大事なのは、本気で期待することであるという。本気・心底から出ないと、言葉や態度も気のないものになるというのである。

 最後になったが、社長と従業員、課長と部下の関係にも同様のことが言える。期待できる従業員・部下には、本気で期待してみよう。

 (参考)「リーダーの心理法則」(相川充著、大和出版)=参考文献というよりは、この本の中の「部下にホンキで期待せよ!」の部分をまとめたものであり、そのまま引用しているところもあることを付け加えておきます。
 よけいなことになるが、アメリカの実験である。(日本でこんな実験をおこなったらどうだろうか。)

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